■次の10年へ向け「新たな一歩を踏み出す年に」
鴻巣市長 並木 正年
市制施行70周年の節目の年となる令和6年度の市政運営に当たり、私は、市政運営の3つの柱のもと、新たな取組に積極的にチャレンジするとともに、第6次鴻巣市総合振興計画後期基本計画における6つの政策を着実に推進することにより、次の10年に向け、「新たな一歩を踏み出す年」としてまいります。
本市のさらなる飛躍に向け、令和6年度におきましても、「市民と歩む新しい鴻巣」を推進し、実りある年となるよう全力で市政運営に臨んでまいりますので、市民の皆様におかれましては、引き続き、格別のご理解とご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
◇全市的な「SDGs」の推進
昨年5月に、内閣府より「SDGs未来都市」に選定され、8月に策定した「鴻巣市SDGs未来都市計画」では、2030年のあるべき姿を「人にも生きものにもやさしいコウノトリの里こうのす」とし、経済、社会、環境の3側面からなる基本方針に基づく事業を推進することで、地方創生並びに地域活性化を目指します。
主な取組として、中学生による「SDGs未来会議」やSDGsを楽しく学べる「こうのとりSDGsフェスティバル」の開催、「こうのとりSDGsパートナー制度」の創設、「SDGsポイント制度」の構築など、SDGsの視点から関係人口の創出や地域経済の活性化を推進します。
◇「こども・子育て施策」の充実
こどもを安心して産み育て、次代を担うこどもたちが健やかに成長していくことができるよう、こども・子育て施策をより一層拡充します。
国が提唱する「こどもまんなか宣言」の趣旨に賛同し、「こどもまんなか応援サポーター宣言」のもと、「鴻巣市こども家庭センター『ここの巣』」の設置や「こども誰でも通園制度」の試行、「子育て支援こうのす乗合タクシー利用券」の交付、「産後ケア事業」への宿泊型の追加、「(仮称)吹上コスモス保育園」整備に向けた取組、「県外私立高等学校等入学金補助事業」の創設、「多子世帯保護者負担軽減事業」などを推進します。
◇「市制施行70周年記念事業」の展開
70周年を市民の皆さんとともに祝い、先人たちが築きあげてきた歴史や文化、まちづくりを振り返るとともに、本市の魅力や地域資源を再認識し、未来に向け、夢と希望に満ちた鴻巣市を築く新たなスタートとして、市民の皆さんの地域への誇りと愛着の醸成を図り、本市のシティプロモーションの効果的な推進につなげる取組を展開します。
公募の記念キャッチコピーやPRパートナー等により、市民や事業者と連携した事業を展開していくこととし、記念式典や保育所園児による手形押し花アートの実施、包括連携協定に基づくライフデザインセミナー、親子でのプロスポーツ観戦などを実施します。
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