■自分たちのまちは自分たちで守る
皆さんは、「防犯パトロールグループ」を知っていますか?
防犯パトロールグループは、5人以上の仲間やご近所などで結成され、日常生活の中で防犯意識をもって地域の見守りを行っている団体です。防犯と書かれた緑色のベストが目印で、ボランティアで地域の安全を守っています。
どのような思いで防犯パトロール活動を実施しているのか、「中宿自治会自主防犯パトロール隊」代表の下村正司さんにお話を伺いました。
中宿自治会
自主防犯パトロール隊
代表 下村正司さん
《地域を守る》
◇子どもの安全を願う防犯パトロール
10年以上防犯パトロール活動を続けている下村さん。箕田地域を活動拠点とする中宿自治会自主防犯パトロール隊の代表を務めています。
「10人のメンバーが交代制で活動をしています。主な活動は子どもたちの登下校時の見守りです。子どもたちが元気に挨拶してくれることがやりがいです」と笑顔で語ります。
「子どもは地域の宝なので、犯罪や事故に巻き込まれないよう見守りたい、と思ったことがパトロール活動を始めたきっかけです。子どもたちの安全のため、市内の不審者情報などのチェックは欠かせません。何か情報があれば、携帯に通知が来るようになっています」
こうした活動は、保護者の皆さんから安心できると、感謝の言葉をいただいているそうです
◇日々の活動が犯罪抑止に
「登下校の見守りが終わったら次は地域の巡回です。不審者や困っている人がいないかを見て歩きます。日々のパトロール以外にも、警察からのお知らせを地域の掲示板などに掲示して、住人の防犯意識の啓発にも取り組んでいます」
これまでこの地域で大きな事件はなかったと言います。日々の活動の積み重ねが、犯罪を抑止し、地域の安全を守っているのです。
◇地域の皆さんで声掛けを
「最近はご近所付き合いが希薄になってきていると感じます。地域の繋がりが強くなれば、その地域に怪しい人は、まず入り込めません。困っている人がいたら、積極的に声掛けをして、地域の繋がりを強くして欲しいです」
安全・安心な地域づくりには、ご近所同士の声の掛け合いが大事であると、力強く語ってくれました。
●保護者の声
天候に関わらず、いつも朝早くから子どもたちに声を掛け見守っていただき感謝しています。子どもたちはパトロールの皆さんがいることで安心して登校できています。
(小学4・5年生の保護者)
■防犯パトロールグループを結成しませんか?
防犯パトロールグループに登録いただくと、活動に必要な防犯ベストや誘導棒などの用品を支給します。また、今年度からは、懐中電灯・のぼり旗・旗竿を支給用品に追加しました。パトロール用品をご希望の方は、自治振興課の窓口までお越しください。
■いつもの運動が防犯活動に!「防犯サポーター」を募集
ランニング・ウォーキングなどの運動習慣のある方に、運動しながら防犯活動をしていただく取り組みです。自主防犯団体への加入や、地域の防犯パトロール活動とは異なり、自分の好きな時間に、気軽にできる防犯活動です。詳細は、二次元コード(本紙PDF版3ページ参照)から県HPをご覧ください。
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