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【特集】市長と語る地域懇談会(1)

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埼玉県鴻巣市

~市民と歩む新しい鴻巣~

地域の課題を共有し、課題解決に努めるとともに、地域住民の皆さんと行政とのつながりを強めるため、10月5日から11月16日にかけて、市内10地区で「市長と語る地域懇談会」を開催し、自治会長を中心に137人が参加しました。
懇談会では、市長が市政概要及び主要事業について説明するとともに、『働き世代・若年層と共に進める地域づくり』などをテーマに参加者との活発な意見交換が行われました。
本号では、各地区の懇談の様子を抜粋して紹介します。

(1)地域での多世代交流
自治会:自治会活動に多くの人に参加いただくにはどうすれば良いでしょうか。若い世代と高齢者の交流が上手くいっている取組はありますか。
自治会:自治会で実施したこども向けビンゴゲームが好評でした。こどもたちと一緒に保護者も参加されるので、イベント参加が自治会への加入につながればと願っています。市長若い世代の方にイベントへの参加を呼びかけ、自治会の皆さんと協力しながら進めていきます。

(2)道路・公園等の維持管理
自治会:地域で農家をやめた方もいて、農道などに草が生い茂っているところがたくさんあります。自発的に草刈りをやってくださる方もいますが、いつまで続くのかとても不安です。
自治会:地域を守るには、やはり地域の人で話し合っていくことも大事だと思います。
市長:市が管理している道路は、およそ1.150kmあり、市道の草刈りも順番に対応している状況です。また、今年度から公園等の整備奉仕活動団体の清掃や除草活動に対する奨励金を増額しています。奨励金をきっかけに活動が活発になると、地域の交流にもつながると思います。ぜひ活用してください。
自治会:市でも順番に対応してくれていますが、放置していたら草が生い茂り、ゴミのポイ捨てなどにもつながります。地域の課題は地域で解決していく、行政も対応していく。そういった双方の努力が必要だと思います。

(3)一人暮らし高齢者の外出のきっかけづくり
自治会:私の地区では少子高齢化が進み、外国籍の方も増える中で、多様性を踏まえた地域づくりは、非常にハードルが高いと思っています。誰もが住みやすいまちにするため、幅広い意見交換が必要ですね。
自治会:一人暮らしの高齢者は、今後さらに増えていくと思います。高齢者が孤立してしまうと、出かけることが少なくなります。家の中に居てどうやって情報を得ればよいでしょうか。
市長:市が主催するイベント等の情報は、毎月お届けする広報紙やホームページをご覧ください。広報紙などには暮らしに役立つ様々な情報を掲載しています。また、外に出るきっかけづくりの一つとして、健康運動器具を設置している9つの公園で「うんどう教室」を開催しています。地域運動支援員の指導を受けながら運動することで、日常生活に必要な運動機能の維持にも役立ちます。

(4)自治会活動の活性化
自治会自治会が主催するクリーン運動や公園清掃・除草など、ボランティア活動の参加者の平均年齢は80歳代です。ボランティア頼みでは継続が難しくなってしまいます。イベントなどの転換が求められている中、他の自治会の取組を参考にしたいです。自治会企画したイベントに参加してもらえるよう工夫していて、役員の負担軽減を目的に実行委員会方式で夏祭りを開催しています。自治会の活性化にも繋がると思います。
市長:市では、自治会活動の参考資料として、活動事例集や活動マニュアルを作成し、ホームページに掲載していますので、参考にしてください。

参加者の皆さんには、貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
寄せられたご意見などは、今後の市政に活かしていきます。

問合せ:総合政策課
【電話】(内線2236)

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