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【特集(1)】中学生目線でSDGs(1)

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埼玉県鴻巣市

■SDGs未来会議
7月25日、市制施行70周年記念事業「SDGs未来会議」を鴻巣市議会議場で開催しました。
SDGs未来会議は、これからの社会の創り手となる中学生の皆さんが、SDGsをきっかけに、どのような未来を望み、その実現に向けて、どのような行動をとっていくか、鴻巣のこれからを考えることを目的としています。
会議では、市内8中学校からそれぞれ選出された3名の生徒が登壇し、SDGsの視点で地域課題を考え、今後のまちづくりについて提案するとともに、自分たちが学校で取り組むことを宣言しました。
中学生の皆さんには、SDGsを「自分ごと」として捉え、本市の未来を考える機会、また、こども基本法で求められている、こどもが意見を表明する機会として貴重な経験をしていただきました。
プレゼンテーション終了後、市長が市内8中学校に「こうのとりSDGsパートナー認定証」を贈りました。
各中学校のプレゼンテーションの内容は本紙PDF版4・5ページで紹介しています。

《SDGsとは?》
持続可能な開発目標「Sustainable Development Goals」の略で、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標」です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。

◇SDGsをきっかけに次代を担う皆さんに伝えたいこと
鴻巣市SDGs推進本部長
並木 正年 市長
鴻巣市では、「コウノトリ」をキーワードに、SDGsを推進しています。コウノトリが生息できる豊かな自然環境を土台に、子育て・教育の充実、そして、まちのにぎわいの創出を目指しており、令和5年5月に内閣府から「SDGs未来都市」に選定されました。
中学生の皆さんに、SDGsに取り組む上で大切なことを2つ伝えたいと思います。
1つ目は「バックキャスティング」の方法で目標の達成に向けて取り組むことです。SDGsは、目標は決められているものの、目標の達成までの細かいルールはないため、皆さんの望む未来から「逆算」して、どのような行動を起こしていくか、自分ごととして、皆さんが主体的に考えることが大切です。
2つ目は、パートナーシップの強化です。SDGsは、全世界の共通の目標で、多くの人がSDGsの達成に向けて取り組んでいます。連携が不可欠な多くの社会課題の解決に向けて、SDGsを合言葉に様々な人とのつながりをつくり、取組の輪を広げてください。
SDGs宣言をしていただいた今日という日をスタートに、皆さんとともに、よりよい社会の実現に向けた新たな一歩を踏み出すことを嬉しく思っています。
このたびの未来会議への参加を通じてさらなる成長を遂げた皆さんが、将来の鴻巣を担う人材として、大いに活躍されることを期待しています。

◇SDGs未来会議に参加して
赤見台中学校
土田來夢さん
当日は、市議会議場という緊張感のある場で大勢の人前での発表でしたが、発表に向けて仲間と準備した時間も含め、とても楽しく、また、良い経験となりました。
印象に残っていることは、他の学校のテーマであったフードロスについてで、食べ物がもったいないだけでなく、食品を処分することで多くのCO2を排出していることを知り、新たな視点から見ることで、今まで以上に残さず食べる意識を持つようになりました。
今回のプレゼンテーションでは、私のようにこれからも鴻巣に住み続けたいと思う若い世代が増えるように、鴻巣の魅力を発見し、その魅力を発信することを宣言しました。
そして、私の将来の夢である「先生」になった時に、教える子どもたちに明るい未来を残すため、SDGsに取り組んでいきたいと思います。

問合せ:総合政策課
【電話】(内線2238)

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