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【特集(2)】市制施行70周年記念

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埼玉県鴻巣市

■わたしの素敵なエピソード
本年9月30日に、鴻巣市が誕生して70周年を迎えました。
そこで、「70」にまつわる市民の皆さんの素敵なエピソードを紹介します。

●すくすく育って70か月 小島千紗ちゃん
▽これからも鴻巣でのびのび育ってね
今年の10月6日で、生まれて70か月になります。3人姉弟の真ん中で、落ち着いた遊びが好きな甘えん坊。今は、人形遊びやあやとりに夢中みたいです。
通っている鎌塚保育所では、スイカなどの野菜を育てていて、年長児が世話をすることになっています。お盆の頃に収穫するのを、とても楽しみにしていました。フウセンカズラなどの植物も育てていて、種がたくさん採れるのが気に入っているようです。のんびりとした雰囲気で、自然にふれ合える鎌塚保育所に通えてよかったと思っています。
休みの日は、吹上や北新宿の児童センターに行って、工作や夏まつりなどのイベントに参加したり、せせらぎ公園や荒川パノラマ公園で遊んだりしています。市外から引っ越してきましたが、子育てする環境に不便を感じず、鴻巣での生活に満足しています。
来年から小学生になりますが、今のまま自由にのびのびと、元気に成長してほしいと願っています。

●竹馬の友70年来の友情 矢澤利喜さん
▽大冒険の思い出
小学生の夏、登校時は半ズボン姿でカバンを背負って近所の家に集まり、旧広田小学校までの1.5kmほどの道を歩いて登校しました。途中の川には、一本の丸太がかけられていて、その上を下級生と手をつないで渡りました。
学校から帰ると、野通川で泳いだり、神社に行って夕方まで遊びました。
5人のメンバー(右下写真(本紙PDF版6ページ参照))で、100円玉を握りしめ、早朝から地図も持たず自転車で秩父長瀞に行ったことがあります。足ががくがくになりながら向かい、ラーメンを食べて帰りました。今思い返すと、小学生がすごいことをしたな、と思います。
道が整備され、かやぶき屋根の家はなくなりましたが、あの頃のメンバーとは今も交流を続けています。これからも定期的に集まりながら、鴻巣で暮らしていきたいです。

●生まれて過ごして70年 小川一郎さん
▽これからも大好きな川里で
私たち夫婦は生まれも育ちも川里で、夫は8月に70歳を迎えました。
夫は、24年前からパーキンソン病を患っており、最近では嚥下(えんげ)障害になってしまい、美味しいものを食べにも行けず、車椅子生活なので旅行に行くこともできなくなりました。
この写真(左)(本誌PDF版7ページ参照)は、昨年一時的に入院した夫が無事に回復し、70歳になる記念にと撮影したもので、とても気に入っている1枚です。
病気で大変ですが、子どもたちがサポートしてくれたり、近所の方が畑仕事を手伝ってくれたりと、助けられています。
いつまでも元気でとは言い難いですが、今までどおり自宅で生活することが、夫にとって一番の幸せなんだと思います。
これからも大好きな川里で過ごしていきたいと思っています。

●地場産業を支えて70年 株式会社マル武人形
▽人形のまち鴻巣を全国に
先祖代々続くひな人形の店として、「人形のまち鴻巣」の地場産業を担い、今年度、会社設立70年を迎えます。
私が子どもの頃、人形町に10店舗あったひな人形の店も、今は5店舗になりました。ひな壇は7段飾りから、3段、親王飾りと主流が移り変わり、少し寂しい思いもあります。ひな人形のデザインや色目も時代と共に変化してきましたが、製作したひな人形を全国に卸売りをする会社のスタイルは、今も昔も変わっていません。
子どもをけがや病気から守るという、ひな人形の意味合いに、心を打たれるお客さんがいるのが印象的で、ただモノとして売るだけではないこの仕事を続けてきてよかったと感じています。
これからも応援してくれるたくさんの人に感謝しながら、使命感を持って、時代のニーズをとらえつつ、鴻巣でひな人形の製作や販売を続けていきたいです。

■市政情報を届けて70年
「広報こうのす」も昭和30年2月に第1号を発行してから、今月号で875号になりました。これからも「見やすく、分かりやすく、市政情報・市の魅力が伝わる広報紙」をお届けします。
・第1号(昭和30年2月)
最初は「鴻巣市政だより」という名称でした。
・第202号(昭和49年4月)
「広報こうのす」に名称が変わりました。
・第647号(平成17年10月)
合併を記念して「かがやき」の愛称がつきました。
・第875号(令和6年10月)
広報紙リニューアル。ロゴを「鴻巣」に変更しました。

問合せ:秘書課
【電話】(内線2012)

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