■空・花ものがたり
鴻巣市では、国の特別天然記念物であるコウノトリを2羽飼育しているのをご存知でしょうか。吹上の明用地区にある「コウノトリ野生復帰センター(天空の里)」では、東京都の多摩動物公園からきたオスの「空(そら)」と、東松山市のこども動物自然公園からきたメスの「花(はな)」を飼育しています。2羽がコウノトリ野生復帰センターにやってきたのが令和3年10月7日なので、早くも3年が経ちます。
オスの空は平成15年3月17日生まれ、メスの花は平成27年5月5日生まれ。年の差がある2羽ですが、いつもとても仲良しで、さらにとても食いしん坊です。大好物のアジやワカサギを無我夢中で食べている様子は圧巻です。残念ながら、今年は2羽から卵が産まれることはありませんでしたが、来年こそは元気な雛が誕生することを職員一同心待ちにしています。
コウノトリ野生復帰センターは、令和4年1月29日に一般公開して以来、多くの来場者が空・花に会いに来てくれています。現在は、コウノトリの飼育や将来的な放鳥に向けた取組を進めており、ガラス越しにコウノトリを見学できるほか、コウノトリの里づくりを推進する拠点として、さまざまな情報を発信しています。ぜひ皆さん、空・花に会いにコウノトリ野生復帰センターへお越しください。皆さんのご来場をお待ちしています。
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