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Health info 健康情報(1)

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埼玉県鶴ヶ島市

■いよいよ夏本番!熱中症に備えよう!
▽熱中症とは?
高温多湿な環境に長くいることで次第に体内の水分や塩分のバランスがくずれ、体温調整の機能が働かなくなり、体内に熱がこもってしまう状態のことです。体内に熱がこもると、めまい、だるさ、けいれんなどの意識の障害を引き起こし最悪の場合、死に至ることもあります。

▽市の発生状況を知って、対策しよう!(平成28年度から令和4年度の情報)
市では、熱中症などの気候変動リスクに対応するため、令和3年4月1日に鶴ヶ島市気候変動適応センターを設置し、市内における熱中症による救急搬送者178人の状況分析を行いました。その結果から以下のような傾向が明らかになりました。

【発生時期】7月から8月で全体の8割
遅い時期だと9月中旬まで熱中症の救急搬送の報告があります。
対策:
(1)毎日、暑さ指数(WBGT)を確認する。
(2)危険度が高い時間は外出を避ける。
(3)外出の際は、涼しい服装を心がける(つばのある帽子、日傘の活用を!)。

【発生時刻】13時台がピーク!10時から16時台が全体の約7割
比較的涼しいと思われる21時から6時台でも救急搬送は発生しています。
寝ている間の熱中症にも注意しましょう。
対策:のどが渇かなくても定期的に水分補給をする。特に入浴の前後、就寝前や起床後は忘れずに!

【発生場所】屋内・屋外とも大きな差はなし!室内でも十分警戒を!
対策:
(1)扇風機やエアコンを上手に使い、昼夜を問わず室温28℃以下、湿度70%以下に!
(2)遮光カーテンやすだれを使い、日差しをさえぎる。

【搬送者】65歳以上が約半数を占める
65歳以上の方の熱中症は、数日かけて徐々に悪化するケースが多いため、体調が悪い、食欲が落ちたときなどには注意が必要です。
対策:
(1)毎日、体温測定などの健康チェックを行い、体調に異変を感じたら無理せず休む。
(2)1日3食、しっかり食べて、十分な睡眠をとる。暑さに負けない体づくりを!

◎合言葉は「プラス2杯の水で体に潤いを!」
人間の体の約60%が水分です。体の水分は約5%失うだけで、熱中症の症状が現れます。
「のどが渇いたな」と感じたときには、すでに脱水が始まっている証拠です。1日に必要な飲水量は大人で1.2Lが目安ですが、多くの方は不足気味です。平均的には、コップの水をあと2杯飲めば、1日に必要な水の量をおおむね確保できます。まずは水分を「いつもの量にプラス2杯」を意識してみましょう。

◎今日の熱中症の危険度は⁉毎日、確認する習慣をつけよう!
暑さ指数(WBGT)とは、「湿度」「日射・ふく射などの周囲の熱環境」「気温」の3つの項目をもとに環境省から発表される指標です。市では、鳩山観測地点の暑さ指数を参考に熱中症の注意喚起を行っています。

問合せ:健康長寿課健康増進担当・生活環境課環境保全担当

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