■正月料理~お雑煮を工夫して華やかに~【健康応援団No.226】
お正月の過ごし方は地域によって異なりますが、最近では家族一緒に正月料理を囲むことも少なくなり、おせち料理も作るより選ぶ、あるいは組み合わせる楽しみに変わってきているようです。そのような中でも新年のお祝いの膳はちょっと華やかにいつもとは異なるものにしたいものです。それにはお雑煮を一工夫するのがお勧めです。
一般的に餅の入った汁ものを雑煮と呼び、地域によって味付けや具材が異なり100を超える種類があるようです。すまし仕立てや白みそ仕立て、あずきの煮汁や鶏ガラスープ、豆乳入りなど様々です。そして鶏肉、鴨肉、鰆(さわら)や鰤(ぶり)などのほか、野菜をたっぷり入れたり、あん入りの餅を入れたりすることもあるようです。餅は関が原より西は丸餅、東は角餅と言われますがご出身によるのかもしれません。懐かしい味を再現するのもよいでしょうし、料理雑誌にあるレシピに挑戦するのも楽しいでしょう。盛り付けに迷ったら最後に赤、緑、黄色などの鮮やかな食材を飾るとお祝いの雰囲気がでます。イクラや柚子、三つ葉が定番ですが、赤や黄色のパプリカを細く切って差し色に使うと便利です。テーブルコーディネートや食材をちょっとだけ工夫して新しい年を晴れやかにお迎えください。
女子栄養大学栄養クリニック 管理栄養士 冨士原伴子(ふじわらともこ)
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