◇特殊詐欺を防ごう
《特殊詐欺被害状況》
令和5年の市内における特殊詐欺被害状況は、14件と対前年比1件減でしたが、被害金額は2915万円で前年より697万円増加しています。
詐欺グループは、それらしいストーリーを作り上げ、あらゆる人になりすまして電話をかけてきます。日ごろから警戒していないと、巧妙に不安をあおられてしまい、つい話を信じてしまいがちです。相手が誰であっても、電話でお金やキャッシュカードの話が出たら詐欺を疑い、絶対に相手に渡さないようにしましょう。
また、ATMに行くよう指示されたら詐欺を疑ってください。一人で判断せず、家族や知人、警察、市役所に相談しましょう。
◇被害を防ぐために
《オレオレ詐欺》
親族を装い、「カバンを置き忘れた、小切手が入っていた、お金が必要だ」などといって、金銭などをだましとるものです。
〈対策〉
一度電話を切って、自分からこどもや孫にかけ直して確認するようにしましょう。家族など身近な人に相談しましょう。
《還付金詐欺》
自治体職員などを装い、医療費、保険料、税金などについて「還付金があるので手続きしてください」などといって、被害者にATMを操作させ、被害者の口座から犯人の口座に送金させるものです。
〈対策〉
市や税務署の職員がATM操作をお願いすることは絶対にありません。一度電話を切って、市や税務署などに受けた電話の内容を確認しましょう。
《架空料金請求詐欺》
通信事業者、サイト事業者などを装い、メールなどで「有料サイトの利用料金が未納です」などと送信して金銭などをだまし取るほか、パソコンでインターネットを閲覧中に、突然ウイルス感染したかのような偽の警告画面を表示させ、問題を解決するためのサポート名目で金銭などをだまし取るものです。
〈対策〉
ハガキなどが届いても、絶対に電話をかけず、警察に相談してください。
◇特殊詐欺被害の9割は、犯人からの「電話」に出たことがきっかけです。以下の対策を行いましょう!
(1)在宅時でも留守番電話に設定:犯人は自分の声が証拠として残ることを避けるため、何も話さずに電話を切ります。在宅中も自宅の電話を留守番電話に設定し、相手を確認してから電話に出ることで、犯人からの電話に出ることなく被害を防ぐことができます。
(2)ナンバーディスプレイの活用:知っている番号に安心して出られます。非通知の番号や知らない番号には出ないようにしましょう。
(3)防犯機能付き電話などの対策機器の設置:自動通話録音機能や着信前に警告メッセージを流す機能を持った電話機や、後から電話機に取り付けられる装置などがあります。
◇犯罪を許さないまちづくり
犯罪は、私たち一人ひとりの心掛けや対策によって、被害を防ぐことができるものも多くあります。防犯意識が、自分や家族を守るだけでなく、犯罪に強い地域をつくることに繋がっていきます。犯罪を決して許さず、地域の団結を強め、地域ぐるみの積極的な防犯活動にご協力をお願いします。
問合先:生活環境課交通安全・防犯担当
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