■睡眠・適正飲酒・禁煙のすすめ
年末年始の飲み会やイベントが多くなるこの時期は、生活が乱れがちになるため注意が必要です。
いつまでも健康に過ごすために、この機会に生活習慣を見直してみましょう。
▽質・量ともに十分な睡眠で、からだもこころも健康に
睡眠には、心身の疲労を回復する働きがあります。朝目覚めた時に感じる休まった感覚(睡眠休養感)は、睡眠時間の不足だけでなく、睡眠環境、生活習慣、日常的に摂取する嗜好品、睡眠障害の有無などのさまざまな要因により影響を受けます。しっかりとした睡眠休養感を得るために、以下のポイントを意識してみませんか?
(1)シニア世代は寝床にいる時間を8時間以内に留める意識を。働く世代は1日6時間以上、中・高生は8~10時間、小学生は9~12時間を目安に睡眠時間を確保してみましょう
(2)光はできるだけ暗く、温度や音に配慮した快適な睡眠環境を整えてみましょう
(3)日中にできるだけ日光を浴びて体内時計を調節し、入眠しやすくしてみましょう
(4)日中の適度な運動習慣で、眠りの質を高めてみましょう
(5)就寝直前の食事、飲酒、喫煙、カフェインの摂取、スマホの使用を控えてみましょう
▽お酒との付き合い方を見直してみよう
飲酒は健康だけでなく、さまざまな影響をおよぼします。飲酒量(純アルコール量)が多くなることは、病気や怪我の可能性を高めるだけでなく、飲酒後の危険な行動につながる可能性も高くなります。アルコールのリスクを理解した上で、自分に合った飲酒量を考え、健康に配慮した飲酒を心がけることが大切です。
・自らの飲酒状況を把握する
・あらかじめ量を決めて飲酒をする
・飲酒前または飲酒中に食事をとる
・飲酒の合間に水を飲む
・1週間のうち、飲酒をしない日(休肝日)を設ける
▽受動喫煙・三次喫煙に注意
喫煙室やベランダで吸っているから大丈夫と思っていませんか。
煙はサッシの隙間などから室内に侵入しています。空気清浄機では、タバコに含まれる有害物質をすべて除去することはできません。自分で思っている以上に、喫煙による影響は広範囲におよんでいるのです。
タバコを吸う人がいる限り、受動喫煙(二次喫煙)や三次喫煙(※)を完全に防ぐことはできません。特に身体機能が未成熟なこどもや妊婦にとって、受動喫煙はがんや脳卒中などの病気、突然死などのリスクを非常に高める深刻な問題です。自分自身と大切な家族のためにも、禁煙しましょう!
※三次喫煙…たばこの火を消した後も残留する化学物質を吸入すること。ニコチンなどの化学物質は、喫煙者の毛髪や衣類、カーペット、カーテンなどの表面に付着し残留すると言われています
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