■「年末年始の食生活」[健康応援団 No237]
健康な一年を願って、年末年始の食生活を見直すことからはじめてみましょう。
(1)お酒好きの方は、つい飲みすぎてしまう時期ですが、少し頑張ればできそうな目標を見つけて、健康的にお酒を楽しむことにチャレンジしてみましょう。まずは、きっかけ作りとして、正月明けは休肝日をつくる(増やす)こと、また、置き換え作戦として、市場に増えているノンアルコールや微アルコールの飲料を水や炭酸水と同様にチェイサーとして取り入れると、お酒の量を減らすことに繋がります。
(2)この時期は塩分が多くなり、市販のお節料理や肉や魚の加工品や練り製品など食べる機会が増えてきます。減塩のコツは、素材の味を生かして調味料を減らす、カリウムの多い野菜やきのこと合わせて食べるなど、基本の減塩のテクニックから心がけましょう。
(3)夜遅くまで食べて翌日は朝食抜きなど食事のリズムが乱れると、体重が増えやすく、便秘になりがちです。そんな時は1日でも早起きして、水分を取り、朝食からスタートすると体内時計がリセットされて、体調が整い快便に繋がります。食欲のない朝なら果物とヨーグルト、野菜やきのこ入り雑煮などがおすすめです。新年は腸のリズムも早めに整えていきましょう。
女子栄養大学 管理栄養士 春日千加子(かすがちかこ)
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