■~フレイル予防のための食事~2月1日フレイルの日に合わせて[健康応援団No239]
2月1日は語呂合わせからフレイルの日に制定されています。フレイルとは加齢に伴って身体的、精神的、社会的に脆弱な状態になることで、健康な状態と要介護状態の間に位置します。兆候を早めに気づいて対処できると健康な状態に戻せる可能性があります。ご自身や身近な人の小さな変化を見逃さずに対処していただきたいと思います。
予防の一つは低栄養にならないことです。まず欠食せずに1日3食、食べましょう。高齢になると食欲の低下や用意のわずらわしさで、簡単で食べやすい麺類や菓子パンなどで済ませてしまうことが多くなるようです。しかし必要なたんぱく質量は若い時とほぼ変わりません。おかずのある食事を最低1日2回食べることをおすすめします。栄養バランスを良くするには、同じものだけではなくできるだけ肉や魚、豆類など色々な食品を食べることが大事です。1度にたくさん食べられない場合は間食で乳製品や豆乳、卵などで補うとよいです。そして料理することにこだわらず、弁当や惣菜購入、外食も上手に利用してください。誰かと一緒に食卓を囲めば食欲も増します。おしゃべりは頭や口の体操になります。食を楽しみながらしっかり食べてフレイルを予防してください。
管理栄養士 冨士原伴子(ふじわらともこ)
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