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開こう心の窓を

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大分県中津市

■マイクロアグレッションってなに?
マイクロアグレッションとは、「小さな(マイクロ)攻撃(アグレッション)」のことです。差別とは言えないまでも、くり返し行われると相手を傷つける言動を指します。
マイクロアグレッションは、必ずしも相手を傷つける意図がなく行われますが、結果として相手の心に影を落としてしまいます。その言動の背景には、異なる人種や文化、性別などに対する無意識の偏見や、差別心が含まれていると言えます。黒人の人がさまざまな人と会うたびに「黒人だからダンスやバスケが上手なんでしょ。」と聞かれたり、日本に住む外国人の人がくり返し「外国人なのにお箸使えるんですね。」と言われたりすることはよくあるようです。これらは、私たちが持っている人種や文化に対する固定観念から発せられた言葉と言えます。
また、会議室に入ってきた男性スタッフと女性スタッフのうち、女性スタッフをアシスタントだと勝手に思い込んで男性ばかりに話しかけたり、職場で女性だけを「ちゃん付け」で呼んだりすることなどは、「女性はサポート役である、軽く扱ってもよい」という、性に対する固定観念が背景にあると言えます。
こうした思い込みによる言動が何度も繰り返されると、言われた本人にとってはつらいものになってしまうでしょう。
マイクロアグレッションを相手に行わないためには、言葉を発する前に一度言おうとしていることを振り返ることが大切です。自分の思い込みや一時的な関心だけで話そうとしていないか、この発言をすると相手がどう感じるかなど、「相手意識」を持つことを習慣化することがマイクロアグレッションを防ぐことにつながります。
コミュニケーションは言葉のキャッチボールです。相手が取りやすいボールを投げてあげるよう心がけることが大切と言えます。

問合せ:人権・同和対策課
【電話】22-1229

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