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福翁辞典

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大分県中津市

特別展「福沢諭吉とお札に選ばれた偉人達」開催記念リレー企画 3/4

■[第二十九回]北里柴三郎
新たな千円札の顔となる北里柴三郎と福澤諭吉が出会ったのは明治25年頃です。当時留学から帰国したばかりの北里は新たな研究機関の開設を希望していましたが、希望は叶わず不本意な状況が続きました。そこで北里の上司であり、福澤の適塾以来の親友であった長与専斎が福澤に北里を紹介しました。才能があるにも関わらず不遇な立場に置かれた北里をみて、福澤は惜しみない支援を決意。福澤は子どもたちのために用意していた土地を提供し、自身と縁の深い実業家・森村市左衛門に資金の寄付を呼びかけ、伝染病研究所の設立に尽力しました。その後も伝染病研究所の移転反対運動の対処、土筆ヶ岡養生園(つくしがおかようじょうえん)の建設にも協力して、北里の事業への支援を惜しみませんでした。北里は福澤への恩を終生忘れず、慶應義塾に医学部が創設される際には初代医学科長に就任し、後進の育成にも当たりました。

問合せ:新中津市学校
【電話】26-1459

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