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大分県中津市

■人はかかわりの中で、その人を知る
令和4年12月31日時点で、2148人、1年前は1340人。これは、中津市に居住している外国人の住民登録者数です。新型コロナウイルスの影響により令和3年11月からの水際対策強化にかかる新たな措置により、外国人の新規入国が原則禁止となりました。各国で技能実習候補生などが入国を待っている状態でしたが、令和4年3月から制限緩和されました。
最近では、スパーやコンビニなどで外国人を目にするのは珍しいことではありません。市役所でも、外国人だけで届出や申請をする姿を見かけることが増えてきました。彼らにとって日本語で意思を伝える難しさは、私たちが外国に行った時のことを考えると容易に想像できます。
市では、5年に一度「人権問題に関する意識調査」を行っています。この調査の中に外国人の人権についての設問があり、複数回答が可能で「日本に居住している外国人に関してどのような人権問題が起きていると思うか」の問いに対し、「風習や習慣等の違いを受け入れられない」(34・9%)、「就職・職場で不利な扱いを受ける」(32・2%)「じろじろ見られたり避けられたりする」(23・6%)となっています。(令和2年調査)
私たちは中津市で暮らす外国人のことをどれだけ知っているでしょうか。大分県では、外国人との共生社会をめざすため、「やさしい日本語」を使った事業を展開しています。中津市は県からモデル地域として指定され、令和2年から4年にかけて「やさしい日本語」を使って交流する企画を行ってきました。11月には耶馬溪でサイクリング、1月にはかるた大会を実施し、どちらも防災士を中心とした住民と高校生が外国人との交流を深めました。「人はかかわりの中で、その人を知る。」特にコロナ禍の中で、このことに気づかされました。今年度まかれた外国人との共生の種は、来年度もどこかの地域で引き継がれることを期待しています。

問合せ:人権・同和対策課
【電話】22-1229

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