この度、3期目の市政運営を担わせていただくことになりました。改めて現場主義を徹底し、自分の目で見て、自分の耳で聞いて、咀嚼をして政策に生かしてまいります。
これまでの2期8年間は、「暮らし満足No.1」を目標に掲げ、第五次中津市総合計画「なかつ安心・元気・未来プラン2017」を着実に実行してまいりました。3期目についても、市民一人ひとりが幸せを感じられるように、さらに歩みを強めてまいります。
まずは、7月豪雨災害からの1日も早い復旧・復興に向けて、引き続き取り組んでまいります。さらに、頻発化・激甚化する災害の予防と対応、人口減少・少子高齢化の対応、新型コロナや物価高の影響を受けた地域経済の活性化、中山間地域の振興、地域を担う人材の育成など、多くの課題があります。どれも簡単にはいきませんが、中津の強みを活かして、中津の力を総結集して乗り越えていかなければなりません。
令和6年7月前半を目途に新紙幣が発行される予定です。一万円札の肖像交代発表を契機として福澤諭吉先生の功績を〝オールなかつ〞で後世に伝えていく「不滅の福澤プロジェクト」を推進しています。市民の皆さんにも、改めて福澤先生の現代・未来にも通じる考え方・福澤精神を学び、周りの人に広めていただきたいと思います。
中津市には、自然・歴史・文化・教育・産業など、多様な人に響くポテンシャルがあります。市政の先頭に立って、様々な施策の展開や市内外に向けたPRを積極的に推進し、中津市の引き寄せる力〝磁力〞を磨き上げてまいります。
どうぞよろしくお願いします。
■めざすのはこんな「中津市役所」です!
奥塚市長は、1期目から一貫している次の4つの実行を改めて職員に求め、自ら新しい技術を研究してDXを推進し、人だからこそできるコミュニケーション力を生かして市民と向き合い、職務を遂行するよう訓示しました。
◇市民サービスの向上
市役所の役割である市民サービスの提供、市民の立場に立った接遇を行い、あいさつの行き交う中津市役所にする。
◇危機管理の徹底
日頃から災害に備え、災害に強い中津市でなければならない。日々の業務の全てにおいても、高い危機管理意識をもって仕事を行う。
◇創意工夫
市役所は「現場市役所」であり「政策市役所」である。現場に赴き、市民の声をよく聞いて、自ら情報を収集する。常に創意工夫と改善を重ねながら政策を遂行する。
◇風通しの良い職場づくり
職員が元気で、情報を共有し、自由闊達に意見を交換することができる明るい職場にする。
■未来に「確かな安心」と「拡がる可能性」を
◇安心づくり
・豪雨災害の復旧・復興を行い、激甚化、頻発化する災害に強いまち・ひと・地域づくりを進めます
・子どもを産み育てやすい環境をつくり、妊娠・出産・子育て期まで切れ目なくサポートします
・高齢者がふるさと中津で安心して暮らせる仕組みをつくります
・障がい者の社会参加促進と住み慣れた地域での暮らしを支援します
・中山間地域の暮らしを支え、地域を元気にする活動を支援します
・市民病院を核として、市民の命と健康を守る医療体制を確保します
・お互いの違いを尊重し、互いに支え合う共生社会をつくります
◇元気づくり
・地場企業支援や企業誘致により、雇用の創出と経済の活性化につなげます
・女性の起業や働きやすい環境づくりを支援します
・未来ある農林水産業に向けて、生産者とともに改革に取り組みます
・地域の活性化に頑張る人たちを支援し、関係・交流人口の創出に取り組みます
・地域資源を活かした文化・スポーツ振興を進めます
・城下町観光の賑わいと山国川上下流域をつなぐ観光振興を推進します
・雇用+住環境+都市機能の総合力でUIJターンを促進します
◇未来づくり
・生涯を通じて自ら学ぶ「学びたいまち」を推進し、人が「人財」となって輝くまちをつくります
・子どもたちの可能性を拡げる教育環境を整え、知・徳・体を育みます
・女性が生き生きと力を発揮し、活躍できる社会をめざします
・中津日田道路の整備促進と東九州自動車道の4車線化、東九州新幹線の整備計画路線への格上げに向けて取り組みます
・基幹道路や生活道路・通学路を整備し、利便性の高い交通ネットワークづくりを進めます
・2050年ゼロカーボンシティの実現に向けて、企業や市民と協働で取り組みます
・郷土の偉人の顕彰や歴史・文化の継承を通じて「なかつ愛」を育みます
・DXを推進し簡単便利な市役所をめざします
◇連携・結集
・市民と対話し、住民参加の市政をさらに推進します
・大学や民間企業と協働し、地域のさまざまな課題に取り組みます
・国や県、他の自治体との連携を深め、施策の効果を高めます
・行財政改革により健全な財政運営につとめ、住民サービスの向上をはかります
・全国に「中津」を発信し、「中津ブランド」の確立をめざします
<この記事についてアンケートにご協力ください。>