■外国人との交流ノススメ
まだまだコロナ禍は終息とはいかないようですが、マスクを外したり、人込みに出かけたりする機会が確実に増えています。コロナ禍ですっかり姿を消していた各地のお祭りなどの行事やコンサートも、今年は以前と変わらずに行われるようになりました。
さて、コロナ禍で数が減っていた外国人観光客や外国人労働者の数は再び増加し始め、今年は過去最高の数の外国人が日本に来日しました。中津市には、2023年9月末時点で2、444人の外国人が在住してます。技能実習生として働いている人が多く、製造業などで外国人労働者の存在は欠かせなくなっています。
日本は今、労働力不足で、それを補うために外国人労働者の力が必要になっています。
今後の外国人の増加を見越して、中津市では、やさしい日本語で書いた冊子「中津市で暮らす外国人のための本」の配布や正しいごみの出し方の説明会の開催、市報を日本語以外の9言語で発信するなど、中津市で暮らす外国人が困らないような取組みを行ってきました。
また、小・中学校では、授業で外国人との交流にも取り組んでいるところです。さらに、各地区や民間の団体などでもお祭りやスポーツ大会に招待するなどの催しが行われています。
コロナ禍以前の生活に戻りつつある今、以前にもまして益々増えることが予想される外国人と、お互いの違いを認め、理解し合う関係を築いていく必要があります。外国人を知る第一歩として、各地区のお祭りに近所の外国人を招待するなどの取組みを広げ、お互いに顔見知りになることは、今後の交流へとつながっていくのではないでしょうか。外国人との交流の輪が広がり、中津市が多文化交流の盛んなまちになることを期待します。
問合せ:人権・同和対策課
【電話】22-1229
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