自主防災組織の紹介 災害から身を守る! vol.27

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■「中津市防災士協議会本耶馬渓部会」(会長　小野政文)
本耶馬渓部会では、防災士が管内の小学校に出向いて、年間を通して防災教室の手伝いをするとともに、地域では公民館の防災教室の講師を勤めるなど、子どもから大人まで幅広い世代の人に向けて防災意識の高揚に努めています。昨年度は管内小学校の高学年を対象に「平成24年度の九州北部豪雨から現在に至るまで」について特別授業を行いました。当時の被害について学習し、実際に町を歩きながら、地域の人から話を聞きました。子どもたちは学んだことを新聞にして、校区の人に配布し、地域の人に発信することで、さらに防災意識が高まったと思います。
また、災害時に避難所で食べる防災用の備蓄食料を実際に作ったり、使用するパーテーションやマットなどを広げたりすることで、災害をより身近なものとして考えてもらうきっかけとなりました。そのほか、地域の人を対象に、公民館で防災について学習をしました。災害時の行動について、常に「早めの避難」を心がけ、隣近所の声掛けの大切さを呼びかけました。
行政や学校の先生たちが地域で起こった過去の災害について、子どもたちと学習することは大切ですが、この地域に住み、実際にこの町で防災士自身が経験したことを地域の人や子どもたちに語り継ぐことで、危険な場所や早めの避難への意識付けに結びつくことを願い、今後も活動していきます。

問合せ：本耶馬渓支所総務・住民課
【電話】52-2211