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自治体の皆さまへ

特集 ~関東大震災から100年~ 災害への備えできていますか?

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大分県中津市

関東大震災は、1923(大正12)年9月1日に、首都圏を震源として発生しました。マグニチュード7.9と推定され、南関東から東海地域に及ぶ地域に広範な被害が発生しました。全体で死者約105,000人、全壊全焼流出家屋約290,000棟に上り、電気、水道、道路、鉄道などのライフラインにも甚大な被害が発生しました。
今年は、関東大震災の発生から100年目を迎える節目の年となります。これを機に、地震災害のみならず近年激甚化している災害を自分事として考え、1人ひとりが防災意識の向上を図りましょう。

■家具の置き方、工夫していますか?
過去に起きた地震では、多くの人が倒れてきた家具の下敷きになって亡くなったり、大けがをしたりしました。大地震が発生したときには「家具は必ず倒れるもの」と考えて、転倒防止対策を講じておく必要があります。
・家具が転倒しないよう、家具は壁に固定しましょう。
・寝室や子ども部屋には、可能な限り家具を置かないようにしましょう。置く場合も、なるべく背の低い家具にするとともに、倒れた時に出入り口をふさいでしまわないよう、家具の向きや位置を工夫しましょう。

■非常用持ち出し袋(バッグ)や避難時の準備はしていますか?
自宅が被災した時は、安全な場所に避難し避難生活を送ることになります。非常時に持ち出すべきものをあらかじめ袋(バッグ)に詰めておき、いつでも持ち出せるようにしておきましょう。
また、手の届くところに、懐中電灯やスリッパ、ホイッスルを備えておきましょう。

■使いながら備蓄する「ローリングストック」をご存知ですか?
「ローリングストック」とは、普段の食料などを少し多めに買い置きしておき、消費期限を考えて古いものから使い、使った分を買い足すことで、常に一定量の食料などが家庭で備蓄されている状態を保つための方法です。在宅避難の際には、ご自宅に7日分の備蓄品を用意しておくことが必要となるため、ローリングストックを実践し、もしものときに備えましょう。

◇ローリングストックの2つのポイント!
(1)古いものから使うこと
備蓄する食料が古くならないよう、消費の際には一番古いものから使うようにしましょう。

(2)使った分は必ず補充すること
ローリングストックでは、備蓄品としてストックしているものはいつ食べても構いません。ただし、消費した量を忘れず買い足すようにしましょう。

◇ローリングストックにおすすめの食品など
レトルト食品、缶詰、フリーズドライ食品、アルファ米、乾物・乾麺、お菓子、水などがおすすめです。
また、日用品もローリングストックで備蓄しましょう。日常的に使用する、ウェットティッシュ、乾電池、カセットボンベ、使い捨てカイロなども常に一定量家庭に置いておくと、突然の災害にも対応しやすいです。

■避難場所や避難経路、確認していますか?
いざ災害が起きた時にあわてずに避難するためにも、防災マップを入手し、避難場所、避難経路を事前に確認しておきましょう。

■どのような手段で災害情報を収集するか決めていますか?
災害時にはさまざまな情報が錯綜します。迅速かつ正確な災害情報を受け取る準備をしておきましょう。

■ご家族同士の安否確認方法、決まっていますか?
別々の場所にいるときに災害が発生した場合でもお互いの安否を確認できるよう、日頃から安否確認の方法や集合場所などを、事前に話し合っておきましょう。
災害時には、携帯電話の回線がつながりにくくなり、連絡がとれない場合もあります。その際には災害用伝言ダイヤルを利用しましょう。

◇災害用伝言ダイヤルとは?
局番なしの「171」に電話をかけると伝言を録音でき、自分の電話番号を知っている家族などが、伝言を再生できます。

■防災情報はLINEで
・防災情報(例…地震、津波、風水害、避難情報)
・健康危機管理情報(例…新型コロナ関連)
・防犯情報
・イベント情報
文字データで届くので、いつ、どこにいても確認できます。

◇登録方法
次のいずれかの方法で登録をお願いします。
・QRコードで登録
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※詳しくは本紙をご覧ください。

まずは命が最優先。災害時に備えて必要なものを用意しておくことは非常に大切です。しかし、用意した持出品や備蓄品は災害後の生活を支えるものであり、命あってこそのものだという事を忘れてはいけません。
過去に日本で起きた災害の中には、一度避難した後、もう安全だろうと自宅に荷物を取りに戻って被災をしてしまった人が大勢いました。まずは安全を確保すること、命を最優先にした行動を心がけてください。

問合せ:防災危機管理課
【電話】22-1113

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