このコーナーでは、学芸員が一押しの文化財や絵画資料などを紹介します。
■長者屋敷官衙遺跡の炭化米と長者伝説
奈良時代から平安時代の郡の役所(郡衙)の米倉(正倉)跡である長者屋敷官衙遺跡の調査では、焼けた柱や大量の炭になった米が出土し、火災によって米倉に収納されていた米が焼けてしまったことがわかりました。
戦前、畑地だった頃、畑を耕すと黒く炭になった米がたくさん出てくることから、近くの集落には「昔、長者さんの米倉があった」という長者伝説が伝えられています。調査で出土した米は常設展古代コーナーで展示しています。
問合せ:中津市歴史博物館
【電話】23-8615
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