■テーマ「人をつくり 安心・元気・未来へつなぐ」
令和5年7月豪雨災害からの早期復旧および更なる防災・減災対策にしっかり取り組みます。また、令和6年7月の壱万円札の肖像交代を契機として、令和6年度を福澤イズムを継承した人材を育むまちとしてリスタートする「中津の人づくり元年」と位置づけ、各世代における学びや成長、活躍の場を創出します。
少子高齢化・人口減少が進む中にあって、さまざまな課題に挑戦するため、「人をつくり 安心・元気・未来へつなぐ」をテーマに、防災・減災、少子化対策・子育て支援、若者や女性への支援、中山間地域をはじめ地域経済の活性化、物価高騰対策、GX・DXの推進など、さまざまな施策を令和6年度当初予算に盛り込んでいます。
■令和6年度一般会計当初予算額
459億3,616万9千円
■歳入一般会計予算内訳
■歳出一般会計予算内訳
◇歳出性質別の内訳
◇歳出目的別の内訳
▽用語の解説
[歳入]
地方交付税:国が地方自治体に交付するもの
市債:公共事業などのために行う長期の借入金
繰入金:一般会計と特別会計間の資金運用や基金の活用など
[歳出]
公債費:市債の元金、利子を支払うための経費
総務費:戸籍や税金、庁舎の管理などの経費
扶助費:児童福祉法や生活保護法などの法令に基づいて支出する経費
人件費:職員の給与など
物件費:備品購入費、委託料などの経費
普通建設事業費:道路などインフラ整備に要する経費
繰出金:一般会計と特別会計間で支出する経費
■特別会計予算一覧
※サイクリングターミナル事業特別会計は、令和5年度末で廃止(一般会計に移行)しました。
■市債残高と財政調整基金残高の推移
※令和5年度と令和6年度の数値は予算額から算出
※令和5年度と令和6年度の市債残高には、令和5年7月豪雨災害などによる災害復旧事業債15.5億円を含む。
[財政調整基金]
財源に余裕がある年に積み立て、不足する年に取り崩すことで財源を調整し、計画的な財政運営を行うための貯金です。令和6年度末財政調整基金残高は決算などにより変動するため表記していません。
◆中津市の一般会計の予算をナカツ家の家計に置き換えてみました。
年収459万4千円(432万5千円)
※金額のカッコ内は令和5年度当初
◇収入[歳入]
・給料[市税など]…116万7千円(116万円)
・親からの援助金[地方交付税・国県支出金など]…254万5千円(250万3千円)
・副業収入[使用料手数料など]…16万9千円(15万8千円)
・預金取崩し[繰入金]…28万2千円(18万4千円)
・借金[市債]…43万1千円(32万円)
◇支出[歳出]
・生活費[扶助費・人件費]…198万3千円(177万3千円)
・家の改造費[公共事業など]…52万9千円(48万2千円)
・教育費など[その他の事業費]…165万5千円(159万9千円)
・借金返済[公債費]…42万7千円(47万1千円)
[ナカツ家]
収入のうち、約半分は親からの援助金で、さらに預金の取崩しや借金で家計をまかなうこととなります。必要な支出は削れませんが、出費をできる限り抑え、家計を安定させる努力をしなければなりません。
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