このコーナーでは、学芸員が一押しの文化財や絵画資料などを紹介します。
■平城宮288号木簡(複製品)
古代コーナーの新たな展示品「平城宮288号木簡(複製品)」を紹介します。この木簡は荷札として荷物に付けられたもので、平城宮跡から出土したものです。表には「豊前国下毛郡調綿壱伯屯/四両/養老□(二ヵ)年」とあり、下毛郡の文字が書かれた資料として最古のものです。また「調綿」の文字から、調(古代の税)として納められた綿に付けられた荷札であったことがわかります。西海道(現在の九州)の調は一旦、大宰府に集められ大宰府から平城宮に運ばれました。原品は奈良文化財研究所が所蔵し、国宝に指定されています。
出典:国立博物館所蔵品統合検索システム
問合せ:中津市歴史博物館
【電話】23-8615
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