このコーナーでは、学芸員が一押しの文化財や絵画資料などを紹介します。
■中津城下絵図
中津の城下町周辺は、戦時中に空襲の被害を受けず、戦後も大きな開発が無かったことから、江戸時代の町割りがほとんどそのまま残っています。そのため江戸時代の絵図を見れば、今立っている場所がかつてどのような姿だったのかを知ることができます。例えば今、小幡記念図書館が建つ土地には、中津藩の藩士の学校である進脩館がありました。また、南部小学校前から中津城に向けてお堀を横断する道は、江戸時代には存在していなかったことがわかります。中津市歴史博物館では、幕末当時の城下町の様子を描いた「中津城下絵図」と現在の道路を重ねたジオラマを無料コーナーに展示しています。
問合せ:中津市歴史博物館
【電話】23-8615
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