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町長コラム Vol.27 とびらをあけて

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大分県九重町

九重町長 日野 康志

今年の夏は記録的に暑い日が長く続き、10月にようやく秋になった途端急激に冷え込み、冬を思わせる様な日が続き、雨も降らず台風も発生せず、異常気象とよく言いますが、本当に異常な状況でした。
コロナも5月に5類に変更され、ここに来て大分落ち着いてきましたが、今度はインフルエンザが流行し拡大し続けています。災害の頻発化や感染症の拡大、人口減少や物価の高騰など、一昔前とは違う大きな変化に翻弄され続けています。海外では、ロシアのウクライナへの侵攻やイスラエルとパレスチナ(ハマス)の紛争、東アジアでの軍事による緊張などあってはならないことが次々と起こっています。どんな背景があろうとも、命を大切にする心は全人類共通のはずですが…。
さて、コロナで中止していた祭りや行事が盛んに行われるようになりました。9月3日には、県内外から多くのペット愛好家やアジアの獣医師会の先生が集まり、飯田の動物愛護センターで「ここワンフェス」が開催されました。6日から11日に掛けましては、前モンゴル大使の清水さんの仲介でモンゴル国を訪問し、交流を深め覚書を交わしてきました。29日には、筋湯温泉街で「観月祭」が4年振りに行われ、韓国から多くの観光客も参加していただき、交流を深めることができました。10月に入り、14日、15日には「九重ふるさと祭り」が開催され、友好姉妹都市佐世保市の市長さんや議長さん、広島大分県人会の皆さんにも参加していただきました。21、22日には「YOSAKOIさせぼ祭り」に260名の九重町民が参加し、また29日には同じく佐世保市で行われた「お魚まつり」にも参加しました。それ以外にも、県民体育大会、町民スポーツ大会、玖珠駐屯地66周年の記念行事、大分県農業祭など多くの行事で賑わいました。
人と人が交わり、笑顔で向き合える喜びは、何事にも代えられない大切なものだと改めて感じています。コロナや人口減少、紛争で失われようとしている絆をもう一度取り戻したいと願ってやみません。

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