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自治体の皆さまへ

町長コラム Vol.26 とびらをあけて

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大分県九重町

九重町長 日野 康志

朝方や夕方は大分涼しくなって来ましたが、まだまだ残暑厳しい日々が続いています。今年も熱中症や感染症などで体調を壊される人が多く、救急搬送も増加の一途だと聞いています。体調管理には十分気をつけてください。
最近の気候を見ると、四季のバランスが崩れているように思えてなりません。日本の四季はそれぞれに特徴があり、季語として俳句にも活用されており、情緒豊かな日本そのものを表しています。九重でも、春は黒(野焼き)、夏は青(山々)、秋は赤(紅葉)冬は白(雪)と、季節で色を表現しています。表情豊かな九重の自然とそこに生きる九重の心豊かな人たちが共に生き、共に守りながら創造していくことが大切だと改めて感じました。
災害からの復旧復興は、これまで最重要課題として取り組んできましたが、コロナ禍や物価高騰による経済への打撃も大きく、経済対策も並行して取り組んで参りました。その一つとして、筋湯地区が申請した「地域が一体となった観光地の再生、観光サービスの高付加価値化事業」の採択に向け、観光庁に自ら出向き事業説明をして参りました。競争が激しく採択が非常に厳しいと言われておりましたが、総事業費9億円で、約4億円の補助金を取ることができました。この事業を契機に、筋湯地区の若い経営者の皆さんと一緒に、新たな時代を築いて参ります。
今年の5月から新型コロナウイルス感染症が、5類に変わり多くの事業が復活しています。7月には祇園祭、8月には盆踊りや二十歳のつどいなど大きな行事が賑わいを見せ、久しぶりに皆さんの顔が輝いており、私自身も楽しい時間を過ごすことができました。これからも秋の行事が盛りだくさんです。特に、九重町最大の行事である、「九重ふるさと祭り」が10月14日、15日に開催されます。「人が集えば幸せも集う。幸せが集えば人も集う」を合言葉に、大変な事はいつの時代もありますが、前向きに生きる気持ちを皆さんで一緒に持てば未来は拓けると思います。幸せを掴むためにも、明るく前向きに生きていきましょう。

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