―龍門の滝観光協会・月次会合同研修、野矢小学校と地域が連携するための講演会―
◆龍門の滝観光協会・月次会合同研修~筑後川の広域連携から見えてくる持続可能な地域の活性化と産業の発展・観光を考える~
期間:令和5年6月18日~19日
場所:祐徳稲荷神社、幸姫酒造、古賀政男記念館、柳川周辺地域、昇開橋、関家具、久留米大学
参加者:龍門の滝観光協会・月次会
現龍門の滝観光協会の活性化の新たな取組みを考えるため、筑後川流域連携の取組の勉強会と交流事業の構築について学ぶため研修を行いました。
「龍門の滝観光協会」は、昭和60年より続く歴史ある観光協会です。水害や過疎高齢化の影響で、観光的にも大きな影響を受けつつも、現在今後の展開を模索中です。今年度、宝八幡宮「月次会」という地域の活性化団体との連携を図るため、合同研修を行いました。また、以前より親交のあった、筑後川の広域連携プロジェクトの駄田井先生、古賀さんにご尽力いただき、広く大きな視野で、解決策やアイデアが見つからないかと、「筑後川のちいさな かみしもシンポジウム」の同時開催に至りました。
本研修の目玉の一つである、「関家具」さんへおとなの社会科見学に訪れました。短い時間の中、古賀さんに隅々まで丁寧にご紹介していただき、関家具の関文彦会長ともお話する機会をつくっていただき、元気と哲学を学ばせていただきました。
久留米大学にて「筑後川の小さな かみしもシンポジウム」を行いました。持続可能な地域の活性化と産業の発展と観光など中心に、話が進むかと思っていましたが、水源地に水に関する地元側の思いに触れ、きれいな清流を取り戻すにはどのような取組みが必要なのか、といった水資源の話に発展していきました。最終的には、今一度水源地の住民として、清らかな川を取り戻すための動きを行っていこうという展開に話は弾みました。
最後に、今回の研修の参加者がそれぞれ建設的な思いを抱き、とても内容の濃い、充実した研修が実施できたのではないかと思います。これからも一致団結して、地域の持続可能な活性化に力を入れていきたいと思います。
◆野矢小学校と地域が連携するための講演会
期間:令和5年7月17日
場所:九重町立野矢小学校
参加者:野矢地区住民19名、PTA関係者13名、校区外の方や行政関係者5名 合計37名
この3年間は、コロナの影響で学校の行事は縮小し、参観も制限せざるを得なかった。野矢地区にとっての野矢小学校の存在はどのように映っているのか。野矢小学校と地域がどのように手を携えていくべきか考える。
演題:ここのえ学園構想とコミュニティースクール~私たちの野矢小学校の取り組みを活性化しよう~
講師:兵庫教育大学大学院学校教育研究科 安藤福光准教授
講演を聞きながら、これまでの野矢小学校と地域の連携の方法などについては、間違いはないと思いました。しかし、学校と保護者の連携に比べて、学校と地域の目指す方向についての共有や、学校の取組など広がりに課題があると感じました。特に北海道浦幌町の取組を紹介していただきましたが、野矢地区として学ぶべきことが多くことも感じました。
今回の講演会を1つのきっかけとして、野矢地区活性協議会、野矢小学校PTAや学校が、子どもたちの将来や野矢地区の将来について協議を深められたらと思います。
◆野矢小学校山村留学制度の導入に係る研修視察
期間:令和5年12月20日~21日
場所:鹿児島県霧島市立永水小学校、宮崎県西都市立銀上小学校・銀鏡中学校
参加者:野矢校区活性化協議会
野矢校区では、野矢校区活性化協議会を中心に、今後の野矢校区や学校かどうあればよいか議論してきました。7月には、「野矢小学校と地域が連携するための講演会」を実施したり、役員を中心に会議を開いてきました。その中で、野矢校区の行事の活性化や移住者の受け入れ、野矢校区の婚活などについて意見が出されました。野矢校区の人口が減少していくのを黙って見ているのではなく、積極的な取組を実施していこうということになりました。
野矢小学校親子山村留学もその一つです。今回視察を行った2つの地域で山村留学に取り組んできた理由は、子どもの減少と地域の活性化です。地域独自で学校や地域の将来について真剣に考え山村留学に取り組んできたということでありました。
野矢小学校で親子山村留学を取り組むにあたって、本当に希望者がいるのかなど不安が大きいのも事実です。永水小学校の実行委員会の委員のお話に、「たとえ希望者がいなくても、こうやって地域について話しをすることは大きな財産になる」といった言葉が心に残りました。その言葉をお借りすれば、今回の視察も私たちにとって大きな財産になっていくと思います。これを機に野矢校区の将来について真剣に考えていきます。
お問い合わせ:社会教育課
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