暖かい部屋から寒い浴室へ移動した際、室温の低下で血管が縮むことで血圧が上がり、その後お湯につかることで身体が温まり、血管が広がって血圧が下がります。このような急激な血圧の変化により、脳卒中や心筋梗塞を引き起こすことをヒートショックと言います。高齢者は体温を調節する機能が低下しており、血圧の変化をきたしやすくなっています。また、高血圧などの持病がある方も注意が必要です。
◆ヒートショックを防ぐポイント
○脱衣所と浴室は暖めておく
(暖房器具の使用、浴槽のふたを開けておくなど)
○心臓から遠い足→お腹→胸の順にかけ湯をする
○入浴は41℃以下で、湯船につかるのは10分以内に
○浴槽からゆっくりと出る
立ちくらみを防ぐため、手すりや浴槽のへりを使ってゆっくり立ち上がりましょう。
○食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避ける
血圧が下がり過ぎて意識を失う恐れがあるので、食後すぐの入浴は避けましょう。
○入浴前に同居者に一声かける
○水分補給を忘れずに
起床後、入浴の前後は水分補給をしましょう。
○血圧管理
日々の血圧管理も重要です。毎日の血圧測定を習慣にしましょう。
お問い合わせ:保健福祉センター
【電話】0973-76-3838
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