明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
新型コロナウイルスをはじめとした感染症の拡大は、私たちの生活や経済社会に大きな打撃を与えることとなり、本町におきましても様々な感染症対策や経済対策を行いながら、安定的な町政の運営に努めてまいりました。
そのような中、新型コロナウイルス感染症が感染症法上5類感染症へ移行したことに伴い、徐々にではありますが、人と人が顔を合わせ集う姿が見えるようになりました。
特に、「九重ふるさと祭り」をはじめ、様々なイベントが開催でき、たくさんの方々の姿や笑顔に触れ、改めて、人と人とが集い、笑顔で交流できることの素晴らしさを痛感しております。
さて、令和6年は、九重町の将来に向けて大きな転換点であり、飛躍の年であると捉えています。
「旧野上中学校跡地の有効活用」をはじめ、「東飯田地区での定住団地の造成」、「九重版地域づくり法人(DMO)の推進」、「デスティネーションキャンペーン」や「新たなD and S列車特急(かんぱち)の運行」などがあり、「ふるさと祭り30周年」、「やまなみハイウェイ開通60周年」などの多くの節目の年も迎えます。
また、町制施行日である2月1日を「町民の日」として制定し、皆様と町を愛する心の共有や町への郷土愛の醸成のきっかけになればと考えています。
大規模な自然災害も、各地で毎年のように頻発しています。まずは、災害からの復旧復興に全力で取り組むとともに、今後の自然災害の発生にも備え、「安心・安全な暮らしを守るまちづくり」に取り組んでまいります。
子育てに関しては、全ての妊産婦・子育て世帯・子どもの包括的な相談支援等を行う「子ども家庭センター」の設置を行います。
農業においては、担い手の確保・育成、農業収益の向上のため、地域ブランド化の推進など高付加価値を持たせる必要があり、ファーマーズスクールに代表される後継者、担い手の育成事業を活用しながら、農業振興に取り組んでまいります。
私は、まちづくりの原点は常に人であると強く感じています。皆さまがあってこそ、大きな力となります。町を活性化させ、九重町にとって大きな飛躍の年となるよう、持続可能な町づくりに向け全力で取り組んでまいりますので、ご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
本年が皆様方にとりまして、輝かしい一年となりますようご祈念申し上げまして、新年のごあいさつとさせていただきます。
九重町長 日野 康志
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