九重町長 日野 康志
桜の開花が遅れ心配していましたが、令和6年度の始まりと重なり、晴れ晴れとした気持ちで新年度のスタートを切ることができました。
昨年度は、新型コロナウイルス感染症も5類に変更され、ようやく落ち着きを取り戻して来ましたし、令和2年の災害からの復旧も目途が立ちつつあります。
今年度は「九重町制施行70年」、「阿蘇くじゅう国立公園制定90年」、「九州横断道路(やまなみハイウェイ)開通60年」、「ふるさと祭り30年」などの節目の年となります事から、守りから攻めへの転換を図る最良の年となります。それぞれの節目を祝いながら、賑わいのある町づくりを目指して参ります。
また、「福岡・大分デスティネーションキャンペーン」が4月から6月までの間で開催されます。それと同時に4月26日から久大本線にて観光列車(デザインandストーリー)「かんぱち、いちろく号」が週に3往復運行します。その中で、恵良駅に16分間停車することとなりました。この時間を観光振興や地域振興に生かすため、様々な「おもてなし」をします。多くの皆さんに参加して頂き、地域づくりや観光づくりにご協力下さい。
さらに、今年度は旧野上中学校を解体、旧農民研修センターを解体、釣住宅用地の造成工事、こども家庭センターの設置などを進め、これまでの継続事業と合わせて攻めのチャレンジをしていきます。
住み慣れた地域で暮らすことは、人と人との支え合いが大変重要となります。人口が減り若者が減れば、これまでの地域活動が出来なくなり、賑わいができないかもしれませんが、減ることを前提にあるべき姿を考えたら、新たに生まれるものもあるのではないでしょうか。時代は、時と共に必ず変化するものです。人というものを原点にして、変化を恐れず挑戦し続けることが、新たな時代をまた創るのだと思います。未来に向かって、本年度も頑張って参りますので、よろしくお願いいたします。
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