九重町長 日野康志
新年あけましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
また、旧年中は、町政運営に対しまして、皆さまの温かいご支援とご協力を賜り、厚くお礼を申し上げます。
さて、本町は、人口減少をはじめとする多くの課題を抱えています。それら課題は大きく、一朝一夕で解決できるものではありません。しかし、悲観するのではなく、課題を「大きな壁」に例えるならば、小さな穴をひとつずつ開けていくことで、やがてその壁を崩すことができると信じています。今年も、そのような「ひたむきさ」を持って、町政運営に努めてまいります。
九重町は本年2月1日に町制施行70周年を迎え、その日、記念事業を実施します。これまで町の発展にご尽力いただいたすべての皆さまに、心から感謝申し上げます。70周年のテーマは「みんなでつなぐ、未来へのバトン」です。これは九重町第5次総合計画のテーマでもあります。町を支えてきた皆さまの思いを次の世代にしっかりと引き継ぐため、本年も子育て世代への支援や地域の支え合いの取組を進め、すべての世代が安心して暮らせるまちづくりを目指してまいります。
さらに、九重町をより魅力的な場所にするため、さまざまな事業に取り組みます。「旧野上中学校跡地の有効活用」や「東飯田地区の定住団地の分譲販売スタート」、観光分野では「DMO(観光地域づくり法人)の本格的なスタート」を予定しており、町内外の方々に町の魅力を発信するとともに、九重“夢”大吊橋のさらなる魅力向上にも取り組みます。農業分野においては「稼げる仕組みづくり」や新たな価値創出を目指し、地域の活性化に努めます。
能登半島地震から1年が経過しました。被災された方々が一日も早く日常を取り戻せるよう願うとともに、防災や減災の取り組みを一層強化しなければならないと強く感じています。今年も、災害に強い町づくりを推進し、住民の皆さまが安心して暮らせる環境づくりを進めていきます。
町政を進めるうえで、最大の力は地域を支える皆さまの温かい絆と、未来へ向かう力強い前進力です。九重町のさらなる発展と飛躍に向けて全力を尽くしてまいりますので、皆さまのご支援・ご協力の程よろしくお願いいたします。
結びに新年が、皆さまにとって希望に満ちた素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げ、あいさつといたします。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>