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市長コラム12虫の目と鳥の目と魚の目と

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大分県日田市

■若い人が住みたいまちへ
日田市長 椋野美智子
9月の議会で、『若い人が住みたいまち』のイメージを問われました。「やりたい仕事ができるまち」、「子育てがしやすいまち」、そして、「ワクワクするまち」と答えました。選挙前にたくさんの市民の方たちと対話した中から生まれたイメージです。
市議さんが若い人たちに訊(き)いたら「お金を使いたくなるまち」と言われたとか。ワクワクすることにはお金を使いたくなります。おいしい食事、お洒落な店、素敵な服、スポーツ、アート、そしてもちろんお祭り。何にワクワクするかは人によって違いますが、いろんなお店が新しく来て、嬉しいことに日田のワクワク感は確実に増しています。
若い人が住みたいまちをつくるには、若い人たちの意見を聴かなければ。でも、審議会などの委員に30代以下の方はほとんどいません。今のやり方では、若い委員は生まれません。別の方法を考えます。
それに、畏(かしこ)まった場での代表としての意見だけでなく、本音も聴きたい。だから、できるだけ若い人たちの集まるお祭りやイベントに参加しています。放生会は、今年も中高生であふれていました。まずは気軽に声をかけてもらえる関係づくりから。
そしてもう一つ。一番身近な市役所の若い人たちの意見を聴くこと。私の思い、考えを伝えることから始めます。それから意見交換の場をつくります。市役所を若い人たちが働き続けたい職場、後輩にも薦めたい職場にしたいと思っています。
意見をください。声を上げてください。
日田市の未来はあなたたち若い人たちのものだから。

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