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咸宜園教育研究センターだより

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大分県日田市

「咸宜園教育研究センター・世界遺産推進室」では、咸宜園や廣瀬淡窓、門下生等に関する調査研究を行っています。研究成果は、関連資料の展示や研究紀要を刊行するなどして公開しています。また、「近世日本の教育遺産群」の世界文化遺産登録に向けて取り組んでおり、各種公開講座を実施しています。

■令和6年度秋季企画展「浄土真宗と咸宜園II」令和7年1月21日(火)まで
咸宜園には約5,000人の入門生がいましたが、そのうちのおよそ3分の1の1,500人は僧侶とみられる身分の人物でした。さらに、そのうち3分の2の約1,000人が浄土真宗の僧侶でした。江戸時代当時の身分別の人口の割合では、85%が百姓で、武士は7%、僧侶はわずか1.5%を占める「公家・神官・僧侶・その他」の中に含まれていました。塾が始まって間もない文化7(1810)年の記録では、塾生31人のうち、24人が真宗僧侶だったことも記されています。
なぜ咸宜園には、浄土真宗の僧侶が多かったのか、様々な要因が考えられますが、詳しくは企画展で解説をしていますので、是非お越しください。

▽豆知識 咸宜園で学んだ人々
咸宜園では、入門時に身分・年齢・学歴を奪う(問わない)「三奪法」がとられていました。武士身分の人も町人も百姓も一緒に学んでいましたが、咸宜園は読み書き以上の学問を学ぶ塾でしたので、僧侶以外では、のちに医師となった人物が多かったようです。

■咸宜園を世界遺産に!
▽咸宜園教育研究センター・世界遺産推進室 淡窓2丁目2番18号
入館無料
【電話】22-0268
開館時間:午前9時~午後5時 水曜日休館

▽史跡咸宜園跡
受付時間:午前10時~午後4時

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