■届かない声を聴きに行く
日田市長 椋野美智子
▽令和6年度が始まりました
おかげさまで予算などを議会で可決いただき、本格的な椋野市政がスタートしました。
新しい職員も入って来ました。
新規採用の職員にこんな話をしました。
▽届かない声を聴きに行く
市の職員の醍醐味であり、強みは、市民に近いこと、現場を知っていることです。
現場を知っているから県とも中央省庁とも対等に議論できます。だから、職員にはもっと現場に行って、もっと市民に寄り添ってほしい。
市長就任前、声が届かない、そんな市民の声をたくさん聴きました。就任後も地域に出向くといろいろな声が寄せられます。でも、職員はそんな声があることに気付かない。
届かない声は聴こえない。
届かない声を聴きに行ける職員になってほしい。
▽新しい風を吹き込む
「早く職場になじんで一日も早く先輩たちと同じように仕事ができるように」よく言われます。でも、それと同じぐらい、私は、「組織に新しい風を吹き込んでくれること」を期待しています。
違和感を大切にしてほしい。そこから新しい発想が生まれます。そして、日田市は今、新しい発想を必要としています。
新しい目線で市の政策や仕事のやり方を見て、課題発見や課題解決に貢献してほしい。先輩や上司には、それを受け入れる度量を持ってもらいたい。
日田には、「ことごとくよろし」の咸宜園の伝統があります。多様性を受け入れる寛容さの伝統に立ち戻りたいと思います。
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