■市民の皆さんと一緒に2年目のステージへ
日田市長 椋野美智子
就任1年がたちました。ハードな毎日に元気をくれるのは市民の笑顔と「応援しています」の声。その笑顔にたくさんお会いできるのはやはりお祭りです。今年の夏もいくつのお祭りに行ったことでしょう。
今年の川開き観光祭には、市内外から20万5,000人のお客様がつめかけました。主役は川と子どもたち。三隈川では、昼間はハンギリ源平合戦を始めとする水遊び、夜は遊船と1万発の花火が繰り広げられ、遊船の宴にお招きした市外のVIPたちも大感激でした。
子どもたちは、小学生を中心に総勢約1,200名の音楽大パレードを繰り広げ、どんたくカーニバルでもダンスや吹奏楽を披露します。
日田のまちの子どもたちへの温かさは特筆に値します。それが日田の高い出生率を支えていると私は考えています。子どもたちが祭りを楽しみ、その様子を大人たちが喜びます。
そして日田祇園、この主役はまちがいなく男たちです。キリッと真剣な姿に見惚れます。その男たちが曳く晩山は、提灯を付けた絢爛豪華な山鉾が集まり、回り、前後に揺れ、圧巻でした。
他にも、それぞれの地域にそれぞれの祭りがあり、どれも市民の手づくりです。日田祇園でさえ、曳き手だけでなく、人形もお囃子も市民によるもの。日田という町の歴史と伝統の底力をつくづく感じます。
祭りを通して人々が交流し、子どもたちが育つ、そんな日田のまちで、市民の皆さんと一緒に2年目のステージへ進みます。
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