■「正解」のない問い
日田市長 椋野美智子
「20歳のつどい」で、実行委員会の方に一緒に歌いたいとお願いして、届いたのが、「正解」という曲でした。楽譜を取り寄せたのですが、難しい!
自分でお願いしていて口パクとはいきません。いろんな方のお力をお借りして、前の日の夜に特訓で仕上げて、本番を何とか歌いました。2日たっても頭の中で歌がヘビーローテーション。
ノリノリで歌っていた会場の20歳たちの音感とリズム感に脱帽です。
とってもいい歌でした。
歌詞を見て、自分の20歳のころを思い出しました。50年前も今も変わらないのだなあ、と。何一つ未来は見えず、世界は正解のない問いに満ちていました。生きるということは正解のない問いを発し、答えを出し続けること。答えを出すのも、その答えが正解かどうか決めるのも、歌詞にあるとおり、自分自身です。
でも1人で解答を書く必要はないのです。困ったら助けを求める力は生きていく上でとても大切。そして、ふるさと日田市はいつでもいつまでも、あなたを応援しています。
そんなことを式辞で伝えました。
辛くて一人でくじけそうになった時に、ふと市長のそんな言葉を思い出して、助けを求めてくれたら、嬉しいです。
ともあれ、二十歳の若者たちの前途に幸多かれと祈ります。
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