杵築市長 永松 悟
■鱧(ハモ)を「B級グルメ」で
杵築市は、法政大学の創設者が本市出身という縁で、連携協定を結んでいます。昨年、大学が実施する「地方共創プログラム」に参加しました。自治体が示す地域活性化のテーマに対し、学生が現地で学びながら解決策を提案する事業です。
本市が示したテーマの一つが、杵築ブランド「大分・杵築鱧の消費拡大」です。学生たちは、美濃崎漁港で鱧の加工処理施設を見学したり、県漁協杵築支店やまちづくりのリーダー、市職員等と熱心に意見交換をしました。
今年1月に学生チームが出した消費拡大策は、何と「B級グルメとしての学生食堂での提供」でした。
そして、9月下旬から10月上旬の8日間、法政大学の学食に「大分・杵築鱧」がメニューとして登場しました。「学食で鱧」は全国初だと思います。
■「大分・杵築鱧」高評価!
メニューは「鱧うどん」450円、「鱧あんかけカツ丼」550円、「鱧天丼」550円の3種類。これを1種類ずつ日替わりにし、1日限定50食でスタートしました。
結果は、連日11時の開店と同時に行列ができる大盛況。追加、追加で100食程が完売、多い時にはお昼前に150食、8日間で1,000食が完売しました。
学生・教職員の皆さんの感想です。「ふわふわで食べやすく美味しかった!」「想像以上!大満足!」「関東では馴染みの薄い高級食材の鱧が550円は嬉しい」「『学食で鱧』は大きな話題」「恒常的にメニューに加えてほしい」等々。
今回の企画で杵築鱧の消費拡大に自信と弾みがつきました。学生の皆さんと法大の廣瀬総長はじめ教職員の皆さんに心から感謝いたします。
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