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自治体の皆さまへ

市長室から Vol.103

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大分県杵築市

杵築市長 永松 悟

■健幸都市
1700を超える全国の基礎自治体にとって、医療・介護分野の人手不足と、医療費・介護費の増加への対応が喫緊の課題となっています。少子化と高齢化が急速に、しかも同時に進んでいるためです。
これからの日本では、高齢になっても元気に暮らせること、それ自体が社会貢献であると言えます。
こうした背景から、まちづくりの目標に、健康で幸せに暮らせる「健幸都市」を掲げる自治体が増えており、先日、126人の首長が参加する研究大会が兵庫県であり、杵築市も参加しました。
「健幸なまち」を牽引する市長や町長とじっくり話ができ、職員による情報交換も始まり、健康寿命の延伸に有益なアドバイスをいただいているところです。

■ママもまんなか
また、この大会では子育て世代の「健幸」についても発表がありました。
内閣府調査で、日本は子どもを産み育てやすい国と思っていない人が6割以上。さらに筑波大の調査では、妊娠中も運動が必要なことを知らない人が8割、妊産婦の7割が運動不足、乳幼児の母親で一日の中で自分の時間が全くない人が25%もいます。
既に全国の12の先進自治体が、今年度から国の支援を受け、妊産婦の健康支援や子育てを孤立から守る事業に取り組んでいます。目標は、育児の大変さや辛さに共感し、ママを笑顔に変えようと寄り添う「ママもまんなか」社会です。
杵築市も早速、仲間入りができるよう準備を始めました。とても有意義な首長研究会でした。

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