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自治体の皆さまへ

市長室から Vol.105

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大分県杵築市

杵築市長 永松 悟

■「パラ卓球」の拠点に
先月12日に、杵築市がパラ卓球(肢体不自由者卓球)の普及・育成の拠点となる記念イベントが文化体育館で開催されました。
千葉県旭市、北九州市に次いで全国で3番目の拠点です。
これは、日本スポーツ振興センターが進めるパラ卓球の普及を、日本肢体不自由者卓球協会が受託して実施する事業です。
パラ卓球に身近に触れ、指導者のもと、定期的に練習できる環境をつくることで、競技人口の拡大や未来のパラリンピアンの発掘・育成を目指します。
当日はパラ卓球世界チャンピオンの七野一輝選手たちと、市内のジュニア卓球クラブの交流もあり、また18日の初練習会には小学生と中学生の男子2人が早速、参加し指導を受けました。これからが楽しみです。

■パラスポーツの振興
市としては、卓球はもちろん、様々なスポーツに障がいのある子どもたちが気軽に親しめる環境を整えていきたいと思っています。
私も車いすバスケットボールに参加したことがあります。健常者も車いすで参加するのですが、選手の皆さんの車いす操作の凄さと迫力、スピードに圧倒されました。そして何よりも、チームの一員として楽しめたことは、目から鱗の体験でした。
障がいや病気を理由に、結果としてスポーツから遠ざけられている子どもたちがたくさんいます。「健常者」はその理不尽さに気がつきません。
ルールを変えたり、緩やかにすることで、子どもたちは障がいを超え、一緒に楽しい時間を過ごすことができます。
理解者の輪が広がると制度が進化し、社会の質が向上すると考えます。

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