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令和6年度 当初予算 1

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大分県杵築市

■令和6年度予算編成のキーワードは「子育て」「活力」
第3次杵築市総合計画の策定に向けた市民アンケートの調査結果を踏まえ、子育て世帯への支援や地域活力の創出などに重点的に取り組みます。

◇歳入
・市税
令和6年度に行われる個人市民税の定額減税による減収を見込み、対前年度比5・2%減の28億4201万円を計上しました。なお、定額減税における減収については地方特例交付金で補てんされることとなっています。

・地方交付税
普通交付税では地方財政対策を考慮し8000万円の増額、特別交付税では5000万円の増額とし、総額では対前年度比1・9%増の68億5000万円を計上しました。

・国・県支出金
新型コロナウイルスワクチン接種に係る国庫補助金及び国庫負担金の減額があったものの、おおいた園芸産地づくり支援事業補助金やデジタル田園都市国家構想交付金などの増額により、対前年度比3・9%増の42億5372万円を計上しました。

・繰入金
ふるさと杵築応援基金繰入金及び地域福祉基金繰入金の減額に伴い、対前年度比7・4%減の8億8173万円を計上しました。また、前年度に引き続き財政調整基金の繰入れは行っていません。

・市債
臨時財政対策債では地方財政対策を加味し3000万円の減額とし、その他については東山香地区コミュニティセンター事業の新規計上などにより、対前年度比3・1%増の7億1830万円を計上しました。

◇歳出
・民生費
子ども・子育て支援給付事業や障がい者自立支援給付事業に加え、令和6年度に拡充が予定されている児童手当支給事業の増額などにより、対前年度比3・6%増の60億3423万円を計上しました。

・衛生費
移動診療車の整備に伴う病院事業会計繰出金の増額があったものの、令和5年度で全額公費負担が終了した新型コロナウイルスワクチン接種事業の減額などから、対前年度比13・1%減の14億5385万円を計上しました。

・農林水産業費
高収益品目の導入等による経営多角化を行う集落営農組織に対する支援事業や新規漁業就業者の独立経営に対する支援事業を新たに計上しました。また、新規就農者に対する支援事業、アサリ資源の回復を図るための事業等を引き続き実施します。

・消防費
大分県が調査した「浸水想定区域図」を基に作成する中小河川等洪水ハザードマップに係る経費を計上するなど、市民の安全・安心を最優先とし、消防・防災事業を実施します。

・教育費
栄養バランスと量を保った学校給食を維持するための経費を新たに計上しました。また、複式学級や特別支援教育を充実させるために必要な支援教諭・支援員を引き続き配置します。

◇重点施策
令和6年度一般会計当初予算では、令和7年度からの「第3次杵築市総合計画」の策定に向けた市民アンケートにおいて、最も関心が高かった「子育て支援」に関する事業や、「活力のある」まちづくりを目指すための事業を重点施策としています。
子育て支援に関する事業としては、栄養バランスと量を保った学校給食を維持するために食材費の高騰分を支援することで保護者の負担軽減を図る事業や、日常的に医療的ケアが必要な児童を在宅でケアしている方が休息をとれるように訪問看護サービスの利用料を支援する事業を新たに実施します。また、令和5年度から開始した出産・子育て応援事業や、すくすく子育て応援事業等の子育て世帯への経済的支援についても引き続き実施します。
地域活力を創出する事業としては、市内で新規創業を行う方を対象に、最大のハードルである資金調達や空き店舗等の活用に対する支援として初期経費の一部を補助する事業等を実施します。

■一般会計総額 180.8億円

市民1人当たりの予算額…681,544円
・民生費…227,467円
・公債費…63,753円
・教育費…55,517円
・衛生費…54,804円
・農林水産業費…53,662円
・土木費…45,629円
・消防費…28,507円
・総務費ほか…152,206円
※1人当たりの数値は令和6年3月31日現在の人口26,528人で割ったものです

■特別会計 総額約83億円
・ケーブルテレビ事業…5億5,974万円
・国民健康保険…34億7,942万円
・後期高齢者医療…5億7,473万円
・介護保険…36億8,621万円
※農業集落排水事業会計は令和6年度から下水道事業会計と統合

■公営企業会計 総額約69億円

※数値は端数を処理しているため、合計などに差が出る場合があります。

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