杵築市長 永松 悟
■杵築みかん
みかんは杵築市の代名詞。市のイベントではもちろん、秋に別府市で開かれる「大分県農林水産祭」でも大人気。「詰め放題」は毎年長蛇の列です。
また、多くの市外・県外の方々が応援してくださる「ふるさと納税」ですが、杵築市への寄付件数、金額ともに一番多いのは「みかん・柑橘類」です。
先月18日には、ハウスみかんの初競りが、全国のトップを切って大分市の卸売市場でありました。大分県の生産量は530tで全国3位。その内、杵築市産は500tと県内1位です。夏の「お中元商戦」に向けて、これから出荷が本格化します。杵築市のエースに期待しています。
市としても、国・県の燃油価格高騰関連の補助金を活用し、生産農家に燃油消費を抑えるヒートポンプを73台導入するなど、支援しているところです。
■総理補佐官の視察
ハウスみかんの「初競り」前日の17日には、元農林水産副大臣で、現在総理大臣補佐官の小里泰弘衆議院議員が、杵築のハウスみかん農家を視察されました。
当日は守江の木村房雄さん(県柑橘研究会会長)宅で、若手の新規就農者を中心にして、総理補佐官との対話が行われました。
(1)「区画ごとに加温時期を調節し収穫時期をずらすことで、過重労働にならずに生産量の確保と収益の向上が図れている」
(2)「重油と電気のハイブリッド方式のヒートポンプ活用が大きなコスト削減に繋がっている」
(3)「ファーマーズスクールでは、新規就農者と指導者が家族のように付き合い、行政やJAもよく関わっている」
「全国に横展開すべき好事例だ」と、力強い励ましをいただくことができました。
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