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市長室から Vol.115

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大分県杵築市

杵築市長 永松 悟

■万博と坪井さん
4月13日(日)から10月13日(月)までの6ヶ月間、大阪市の夢洲(ゆめしま)で大阪・関西万博が開催されます。
杵築市は昨年8月に、内閣府の「万博国際交流プログラム」に登録され、アフリカのジンバブエ共和国およびブルンジ共和国と交流を進めることになりました。
これは、市内山香在住の坪井達史さんが、乾燥地帯の食糧難改善の目的で開発されたネリカ米普及の世界的な第一人者であり、長年、アフリカ各国で指導された功績によるご縁です。
市では、万博国際交流プログラムの一環として、昨年12月に市内3つの各中学校で万博協会のウスビ・サコ副会長(マリ出身・京都精華大学前学長)と坪井さんの講演を行いました。
国際交流の必要性や多文化共生の意義、国際協力の仕事の重要性が、生徒の皆さんにしっかりと伝わったことと思います。

■駐日大使来訪
また、今月の9日(日)から3日間、ジンバブエ共和国の駐日大使が本市を訪問されます。
大使は直接、坪井さん宅を訪れ、本国でのネリカ米の栽培状況などについて、情報交換を行う予定です。ネリカ米の普及については、大統領夫人たっての希望ということです。
また、小学校の授業や給食を通じた交流、市議会議員・市職員へのスピーチ、柑橘やイチゴ生産者との交流なども予定されています。
今、交流している児童生徒の皆さんは、22世紀を見ることができます。もう外国=欧米ではなく、若いアフリカの国々が国際社会で大きな発言力を持っていると思います。これらの国々の歴史、経済、美術・音楽などの文化に、興味や関心を持ち交流する中で、将来、多文化共生の必然性を肌で感じられる人に成長してくれることを願っています。

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