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《特集》はさま きちょくれ祭り(3)

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大分県由布市

◆若者活動隊
現在、挾間町は若い世代を中心に一部地域で人口が増加傾向にあり、人の動きが活発になっている地域も見られます。しかし、それはすべての地域に当てはまるわけではなく、地域活動の縮小などを余儀なくされることも決して少なくありません。そこで、そのような状況を打破し、多くの人に挾間町の魅力について知ってもらおうと、挾間町出身の数人の有志が集まり発足されました。現在でも、由布市内のイベントへの参加やボランティア活動への参加などを積極的に取り組んでいます。祭り当日は、出店ブースでの〝スライムづくり〞、ステージイベントでの〝子ども競技大会(空き缶タワー)〞を担当し、祭りの盛り上げに一役買いました。
さまざまな活動をする中では、(1)地域の方たちとの交流(2)多角的に物事をとらえ、多くの意見を取り入れるの2つを大切にしています。(1)については、地域の魅力を知るためには、まずは多くの経験を経てきた先輩たちの声を聴くことから始まると考えており、そのためにも活動隊としてさまざまな世代と交流することを大切にしています。(2)については、挾間町の魅力は多くあるものの、その一つひとつの魅力をどのようにとらえるかが重要であるため、一つひとつの意見をまずは取り入れるということを大切にしています。
祭り当日、祭りの始まりと同時に〝スライムづくり〞もスタート。当初は150人ほどの人数を想定していましたが、実際には予想をはるかに上回る250人以上の子どもたちが訪れ、終始賑やかな空間となりました。ステージイベントでは〝子ども競技大会(空き缶タワー)〞を担当。企画の進行に少し苦労した点もありましたが、無事に終了。若者活動隊のメンバーからは「多くの子どもたちの笑顔を見ることができて良かった」、「子ども競技大会での参加者の一生懸命さが印象的だった」などの感想があがりました。
若者活動隊の発足当初から活動に携わってきた渡辺愛理さんは「どのくらいの方が来てくれるか、楽しんでもらえるかなど、不安に感じる点もあったが、多くの笑顔を見ることができて良かった。今後も地域の方たちと一緒に由布市を盛り上げていきたい」と話しました。

※詳細は本紙7ページをご覧ください

4年ぶりの開催となった、はさまきちょくれ祭り。コロナ禍で休止せざるを得ない団体・活動もあった中、挾間地域のために、お世話になった方のために、それぞれの思いを胸に努力をし続けたことで、かつての賑わいを少し取り戻すことができました。
皆さんの地域でも、ボランティア活動をはじめ、地域のためにさまざまな活動をしている方たちがきっといるはずです。きちょくれ祭りにおいても、これまで祭りに携わってきた先輩たちが未来のためにつないでいこうと努力を重ねてきたからこそ、現在でも多くの方に愛される存在になったのです。
有名な観光スポットは決して多くはありませんが、挾間地域に関わる方たちの地域に対する思いの強さや温かさは多く見られました。皆さんもそれぞれの地域のことを思い出し、何か新しいことを始めてみてはいかがでしょうか。

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