■病害虫情報
カメムシ類の発生が多くなっており、特に水稲の斑点米カメムシ類に対し注意報が発令されております。農薬防除する場合は収穫期が近いことから注意しましょう。
また、トマトキバガの発生が増加しています。ハモグリバエに似ている食害症状のため発見しにくいのですが、被害葉や実は圃場外に持ち出し処分しましょう。薬剤はローテーション使用し抵抗性を考慮しましょう。
■秋野菜の種まき、定植
まだ残暑厳しい日が続きますが、秋野菜は種まきや定植適期を逃すと上手く育ってくれません。さらに、害虫も多く特に葉物野菜は注意が必要です。定植直後〜初期生育期は春植えより食害を受けることが多いので注意しましょう。ネキリ虫対策もあわせて行いましょう。
○キャベツ、ハクサイ
堆肥と石灰をしっかり施した畑を準備します。苗を植える前に植穴と苗にたっぷり水をやります。定植後の水やりの際に液肥を加えると根の活着がよくなります。また、植穴に粒剤を散布しておけば初期の害虫対策になります。外葉をしっかり作り葉数を確保することが大事ですから定植後10日〜2週間で最初の追肥をしましょう。定植1ヵ月くらいで芯葉が立ち上がります。この頃に2回目の追肥を行います。なお、アブラナ科の連作をするとネコブ病などが発生するので避けましょう。
○ブロッコリー、カリフラワー
事前準備、定植はキャベツ同様ですが、追肥期間が違います。キャベツやハクサイは結球後に追肥しませんが、ブロッコリーとカリフラワーは収穫まで肥料切れさせないようにしましょう。収穫期まで肥効を維持することで大きく品質のよい頂花蕾ができます。
○ジャガイモ
秋ジャガを植える場合は地温に注意しましょう。特にマルチ栽培では地温が高すぎ芽の伸びが悪くなる場合があります。連作をとても嫌うナス科ですからトマトやナス、ピーマンを植えた後は避けましょう。
○ダイコン、ニンジン、カブ
種まきできますが温度が高いと品質の悪いものになります。生育適温は25℃くらいです。ダイコンとカブは3日ほどで発芽するので問題ありませんが、ニンジンは乾燥に非常に弱く乾燥すると芽が出ません。発芽直後まで毎日水が必要であり、それでも10日以上かかります。
問合せ:農政課
【電話】097-582-1293
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