文字サイズ
自治体の皆さまへ

【農業サポーター】教えて!甲斐指導員

19/25

大分県由布市

あけましておめでとうございます。昨年以上に由布市農業の発展のため頑張ります。皆さまも健康第一で農作業に励んでください。本年もよろしくお願いいたします。

■冬の間に土作りをしましょう
昨年は猛暑や豪雨など自然災害の多い1年でした。野菜づくりでは天候は避けては通れない道です。厳しい条件下でも土をしっかりつくれば軽減できます。
そのための第一歩として堆肥を投入しましょう。春から植える予定の畑は今から準備し、現在作物が育っている畑は収穫後速やかに残さ処理して準備しましょう。
また、深耕は冬が最適です。深く掘り起こした土を寒気にさらすことによって、病原菌や害虫、雑草などの密度を下げることができるからです。

○水稲
昨年、市内各地で紋枯れ病が多くみられました。しっかりと対策しましょう。
まず、紋枯れ病の菌は残った株や切り刻んだワラに付着して越冬し、翌年また発生します。石灰窒素やケイカルを使用し残さを腐らせましょう。それでも代かき後に浮いてくる残さはすくい取り償却処分しましょう。

○タマネギ
早生種は2回目、中生、晩生種は1回目の追肥を行います。いずれも1株当たり小さじ1杯程度とします。来月は生育状況に応じて最終の追肥を増減します。肥料は水に溶けて効くものですから、追肥後はしっかり水をやりましょう。冬場に極端に雨が少ない場合は、冬の間でもかん水するなどの作業が必要です。

○ニラ
ニラは多年生ですが、2〜3年で収量がおちてきます。そのため株分け更新をしましょう。株分けに一番良い時期は、葉が枯れ、株が休眠状態に入っている冬の間です。このころは、根に栄養が十分に蓄えられていて、断根や分割という荒療治をしても傷みが少なく、作業しやすいからです。そうすると春には見違えるほど勢いのよい、良質のニラを収穫することができます。

○アスパラガス
枯れた茎葉などの上部は株元から切除します。さらに、株元に残った病原菌対策のため焼却処理します。冬の間は残った株を保温するため完熟堆肥で厚めに覆います。

問合せ:農政課
【電話】097-582-1293

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU