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【農業サポーター】教えて!甲斐指導員

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大分県由布市

■畑の準備
春野菜を植える時期が近づいてきました。畑の準備はしていますか?石灰や肥料は定植1週間前ですが、堆肥や土壌改良材は早めに投入し土に馴染ませておきましょう。

■根菜類の種まき
春播きのダイコン、ニンジン、ゴボウはこの時期から種まき出来ます。ダイコンは3ヵ月、ニンジンは4ヵ月程度で収穫できますのでその後に春夏野菜を植えることも可能です。暖かくなっていく時期であるため、今からであればトンネル被覆や不織布などの保温資材も不要です。害虫も活発に動く前なので作りやすいです。

○ダイコン、ゴボウ
元肥と堆肥の入れすぎに注意しましょう。根を深く長く伸ばす必要があるため、土の上部に栄養が多いと又根になり伸びません。ダイコンは種まき後1ヵ月、ゴボウは種まき後2ヵ月までが根が一番伸びる時期です。この期間を過ぎたらあとは横に太ります。そこで初めて追肥を行います。元肥の量と追肥の時期に注意しましょう。当然ですがどちらも土中深くに根が伸びますので種まき前は深く耕しましょう。

○ニンジン
野菜の中でも1、2位を争うほど芽が出にくいと言われます。原因は水不足が多く、種まき後毎日水やりした場合に1週間で発芽します。土が乾くと全く発芽しなくなるので注意しましょう。ダイコンやゴボウほど根は伸びませんが、やはり上部に栄養が多いと又根が多くなりますので元肥は少量です。種まき2ヵ月後から肥大が始まるのでそのころに追肥で肥大を促します。

○ジャガイモ
種イモから伸びすぎた芽は取ります。芽はまた出ます。種イモが大きいものは2等分か4等分にしても構いません。大きさ、重さは50g(鶏卵くらい)が限度とし、それ以下にならないようにします。切断面が乾いてから定植します。

○タマネギ
中晩生種は最後の追肥をします。ただし、生育具合をみて調整しましょう。これから先は気温が上がり降雨によって病気が出やすくなります(多肥の場合)。溶けずに残った肥料が暖かい雨で急激に効きはじめると病気が多発します。排水対策は十分に行っておきましょう。ベト病対策に雨が降りそうな場合は降雨前にジマンダイセン水和剤やダコニール1000液剤などで予防しておくと安心です。これらは予防剤ですので、発生した場合は治療剤を使いましょう。

問合せ:農政課
【電話】097-582-1293

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