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第77回瀧廉太郎記念全日本高等学校声楽コンクール今よみがえる喝采の嵐!

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大分県竹田市

全国から訪れた「32名」の出場者による熱唱が今年も感動を与えてくれました
10月13日から15日までの3日間、第77回瀧廉太郎記念全日本高等学校声楽コンクールがグランツたけたで行われました。
13日の開会式終了後、4年ぶりに「歓迎レセプション」が復活。決戦前夜32人の出場者たちは、他のコンクールにはない和やかな交流のひと時を過ごしました。
15日の本選には10人が進出。審査の結果、山田遇己さん(大阪府立夕陽丘高等学校3年)が第1位に輝きました。山田さんは「中学生の頃から憧れていたコンクール、力を出しきって1位を獲得できたことは、とてもうれしく思います」と笑顔で話してくれました。
山田さんには文部科学大臣賞、瀧廉太郎賞としてウィーン留学助成金60万円、ライプツィヒ賞をはじめ、後援団体各賞が贈られました。
続いて、大分県代表の鈴木心毬さん(大分県立芸術緑丘高等学校1年)が初挑戦で第2位入賞の快挙を成し遂げました。鈴木さんには瀧廉太郎賞としてウィーン留学助成金40万円が贈られました。
本年は瀧廉太郎没後120年のメモリアルイヤー。開会式のあと、本コンクール運営諮問委員の石山聡氏(大分県音楽協会会長)によるピアノ演奏会や、表彰式の前に竹田小児童による「荒城の月(原曲)」の歌唱等の記念行事を実施しました。
優勝した山田さんほか、入賞者9人の皆さんの「世界にはばたく」今後のご活躍を期待しています。
※第77回瀧廉太郎記念全日本高等学校声楽コンクール結果については本紙を参照ください。

■歌い継がれる原曲「荒城の月」
1901年、中学唱歌の公募で採用された瀧廉太郎作曲「荒城の月」は無伴奏で、山田耕筰の編曲された「荒城の月」と比べて、「調」や「テンポ」の違いがあります。
本市では一般的になじみのある山田耕筰の編曲版とともに、原曲版も大事に歌い継いでいこうと10月15日、声楽コンクール表彰式の前に、廉太郎の母校・竹田小学校の児童22人による「荒城の月」原曲の斉唱がグランツたけたの廉太郎ホールの舞台で実現しました。
子どもたちの美しい歌声が、館内に響いていました。今後も廉太郎の顕彰活動を推進してまいります。

■瀧廉太郎に捧ぐ/石山運営諮問委員による美しき調べ
10月13日、瀧廉太郎記念音楽祭実行委員会と瀧廉太郎会共催で「瀧廉太郎没後120年記念ピアノ演奏会」がグランツたけたで開催されました。
石山聡氏には、ピアノ曲「メヌエット」「憾」等、全5曲の解説を交えながら、熱演していただきました。

■ウィーン留学の成果を披露
10月15日、「ウィーン留学報告演奏会」が開催されました。
昨年の第76回(2022)第1位の中村心澪さん(高松市立高松第一高等学校3年)と、同じく第2位の門脇早紀さん(島根県立松江北高等学校3年)がウィーン留学の体験を経て、成長した歌声を観衆に披露しました。会場は大きな拍手に包まれていました。

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