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受け継がれていく畜産業

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大分県竹田市

今年6月に、令和3年度農業産出額が国から公表されました。それによると本市の産出額は218億6千万円で7年連続県内1位。全国では64番目となっています。中でも畜産(肉用牛)では36億4千万円となっており、県内1位の産出額になっています。
現在、本市には黒毛和牛の飼育農家は252戸、約4、600頭が飼われています。

■第84回大分県畜産共進会
10月21日、第84回大分県畜産共進会が別府市で開催され本市から出品した内田慎之介さん(久住・向原)が九州農政局長賞、佐藤錦也さん(久住・後山)が特別賞に輝くなど素晴らしい成績をおさめました。主な受賞者は下記のとおりです。
1区(若雌の1)首席
出品牛:かつこ
出品者:佐藤錦也さん
3区(若雌の3)首席
出品牛:もりはつ
出品者:菊池仁志さん(竹田・植木)
4区(若雌の4)首席
出品牛:ゆみさちひろ
出品者:吉野純子さん(直入・下河原)
5区(女性・後継者の部)首席
出品牛:ゆり2022
出品者:内田慎之介さん

■親子3代で営む牛飼い
内田家は照信さん(73歳)の時代から約50年以上稲作と畜産業(牛飼い)を続けています。現在農業を継いでいる哲郎さん(47歳)と、今年4月から一緒に働き始めた慎之介さん(26歳)にお話をお伺いしました。

□今の現状
今から7年前に家業である農業を継いだ内田哲郎さん。
稲作と畜産業(牛飼い)を父の代から行っており、現在親牛を44頭飼育しています。始めたころは今より市場価格も高かったものの、牛の値段が下がり海外からの輸入に依存している濃厚飼料が高騰しているため、決して楽ではないのが現状です。しかし、価格が安いからと言って、簡単にやめることはできません。さまざまな工夫をしながらがんばっていかなければなりません。

□次代をつなぐ後継者
今年の4月から父親のもと、一緒に農業をすることになった内田慎之介さん。
小さいころから、祖父が行っていた牛飼いの手伝いをしていました。成長するにつれて、いつかは自分も畜産業をやっていくんだと漠然と考えていました。今年から父と一緒に畜産業をすることになり、畜産共進会に出品することになりました。毎日の給仕や運動は大変だけど今は楽しさが勝っています。

□今後の目標
現在、牛舎では親牛を50頭飼うことができます。まずは親牛の頭数を増やしていきます。そして頭数を増やす中で、仲間と一緒に勉強をして高能力牛を増やしていきます。ただ市場に出すだけではなく、毎年品評会に出品したり、いろいろな活動に関わりながら地域を盛り上げていきたいです。農業を守ることにより、地域を守っていきます。

■4年ぶりのふるさと振興祭~フル開催の祭りに多くの人が賑わう~
今年5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ移行され、7か月が経ちます。各地でお祭りや地域振興祭が開催され多くのお客さんで賑わいました。

□第15回トマト天国inおぎ 第41回荻ふるさと祭り
11月3日、荻福祉健康エリアで第15回トマト天国inおぎ、第41回荻ふるさと祭りが開催されました。ステージでは、荻小学校児童の合唱や緑ヶ中学校の生徒による合唱、神楽などが行われました。大なべ料理「トマトリゾット」では1回に400人分、計2回調理し800人の方に振る舞われました。来場者は1,000人を超え、秋のひと時を楽しみました。

□第40回久住高原祭り 第19回久住高原牛肉祭り
11月5日、久住南登山口特設会場で第40回久住高原まつり、第18回久住高原牛肉まつりが開催されました。ステージではくたみ太鼓や神楽が行われ、牛肉祭りでは約1,500パックの牛肉を準備。来場者は3,500人を超え、多くの方が七輪を囲んで焼き肉を楽しみました。

□第45回直入地域ふるさと振興祭
11月11日、直入支所前イベント広場で第45回直入地域ふるさと振興祭が開催されました。ステージでは直入小学校児童の合唱や郷土伝承踊り、神楽が行われました。二又神楽の奉納では、柴曳が行われ、荒神と子ども達が会場を走り回りました。来場者は500人を超え、多くの方がステージイベントや七輪を囲んでの焼き肉を楽しみました。

問合せ:竹田市観光ツーリズム協会
【電話】63-0585

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