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自治体の皆さまへ

ぬくもり人権シリーズNo.93

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大分県竹田市

■自分らしく生きる(自分の性と向き合う)
“誰を好きになるか”や、“自分の性をどう感じるか”など、性のあり方は人それぞれ異なります。同性を愛する人や身体は男性でも女性として生きたい人など、性のあり方が少数派の人のことを「性的マイノリティ(性的少数者)」と呼ぶことがあります。
性的マイノリティは、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障がいなどの性別違和)の頭文字をとって「LGBT」と呼称することもあります。さらにLGBT以外にも、恋愛感情がわかない人や自分自身の性を決められない・わからない人など、性のあり方はさまざまです。つまり、人の性別は、生まれたときの「身体の性」で決められますが、必ずしも「身体の性」と「心の性」が一致するとは限りません。また、「好きになる性」や「表現する性」も誰かに強制されたり、決められたりするものではありません。どのような性別の人を好きになるか、恋愛や性愛の感情の方向を表す「性的指向」と、自分の性をどのように認識しているかの「性自認」など性のあり方には多様な組み合わせがあり、単純に男性か女性かのどちらかだけに分けられるものではないのです。
誰もがありのままに、自分らしく、生き生きと暮したいと願っています。しかし、人にはそれぞれ個性があるなかで、性的マイノリティの多くは、周りから性のあり方が理解されず、生きづらさを感じている現実があります。私たちの性は、生まれながらに持っている一人一人の個性であり、自分の性を大切に思うのと同じように他人の性も尊重するべきなのです。
性の多様性についてさらに理解を深め、互いを認め合い、偏見や差別意識がない、みんなが自分らしく生き生きと暮らせる社会をつくりましょう。

問合せ:人権・部落差別解消推進課
【電話】63-4820

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