■ひとが輝き未来へつなぐいのち溢れるまち「竹田市」を目指して
竹田市長 土居昌弘
市民の皆様、新年あけましておめでとうございます。
令和6年の新春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年3月末には『第2次竹田市総合計画』を策定し、その将来像を『ひとが輝き未来へつなぐいのち溢れるまち「竹田」』として、人口減少を緩やかにし持続可能な地域社会を実現するために「あらがう政策」と「あわせていく政策」を「チャンスを逃さず果敢に挑戦」してまいりました。
特に働く場所の確保として、企業誘致を推進しており、西日本地域を中心にカット野菜の製造・販売等を手掛ける会社から野菜の1次加工所を建設したいとの申し出があり、10月に進出協定書を締結し、現在、操業開始に向けた準備を進めております。
企業誘致については、令和元年度と2年度には進出企業はありませんでした。しかし3年度に3件、4年度に2件の企業進出があり、新たに11名の新規雇用が生まれ、過疎高齢化を抱える本市にあっては、定住人口・税収の増加へとつながっております。
さらに、企業誘致には欠かせない『中九州横断道路』の整備も進行中です。昨年12月に竹田阿蘇道路区間が着工し、順調に整備が進められております。今後もさらに積極的に国や県に働きかけ、1日も早い全線開通を目指し強力に推進するとともに、道づくりがまちづくりになるよう努めてまいります。
さて、今年は「甲辰(きのえたつ)」。「春の日差しが、あまねく成長を助(す)く年」と言われております。
あまねく光に照らされ、確かな成長と変化が起きるよう市民の皆様とともに心を合わせ、取り組みを進めてまいります。
また、今年10月にはJR豊後竹田駅が開業して百年の節目の年を迎えます。駅から見える落門の滝も昨年、国指定記念物(名勝地)に登録されました。多くの皆様に訪れていただけるよう、各種施策を展開してまいります。
これまで子育て支援施策をはじめ、さまざまな課題解決に向け取り組みを進めてまいりましたが、歴史的な円安や物価高、原油高騰などによりさまざまな分野で厳しい状況が続いております。本市といたしましても各種施策を講じておりますが、引き続き国・県と連携しながら市民に寄り添った政策の推進を行ってまいります。
今後とも皆様のより一層のご支援・ご協力を賜りますようお願いいたします。
結びに、本年が皆様にとりまして、希望に満ちた素晴らしい年となりますよう心底から念じ申し上げ、新年の挨拶といたします。
■改革を進め市民に信頼される議会を
市議会議長 佐藤美樹
明けましておめでとうございます。竹田市議会を代表して謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
皆様におかれましては令和6年の初春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は、市議会に対しまして深いご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症の5類移行を受け、多くの会合やイベントが復活し、以前通り市民の皆様とお目にかかる機会をいただきました。コロナ禍で生活の不自由や苦難に堪えながら、皆様が前を向く姿に私たち議員一同も勇気をいただいております。また、不安定な世界情勢の影響が事業者・農家の皆様、そして市民生活におよび、アフターコロナといえども行政の支援が引き続き求められます。皆様の声を的確に市政に反映させ、市民一人ひとりが安心して暮らせるまちづくりを市議会としても進めて参ります。
令和6年には、JRデスティネーションキャンペーンが大分県と福岡県で開催され、経済の活性化に期待が膨らみます。加えて、竹田市は豊後竹田駅周辺開発計画を進めており、観光客誘致と特産品PRに取り組み、商工業、農林業ともに浮上する好機となります。
一方で、小児医療をはじめとする市内の医療体制については不十分な状況であり、整備と充実を是が非でも進めなければなりません。市の活性化と諸課題について真摯に取り組んで参ります。
本年2月、竹田市議会では初めての試みとなります「高校生議会」を開催します。市内3校の高校生15人が議場に立ち、質問をします。若者の声を直に聴き、未来の竹田市づくりの意見をいただく場、また、若い方々が市政に興味関心を持っていただく契機にしたいと思っております。執行機関の監視、評価機関としての議会の役割を発揮しながら、議会改革をさらに進め、これまで以上に活発な議論を行っていく所存です。今後とも市民の皆様のお力添えをいただきますようお願い申し上げます。
結びに、本年が皆様にとりまして、穏やかで実りの多い年となりますことをご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。
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