〔知ってましたか?〕竹田市出身の童謡・童話作家 佐藤義美(さとうよしみ)は生誕120年を迎えます
童謡「いぬのおまわりさん」でおなじみ童謡・童話作家の佐藤義美は、明治38(1905)年1月20日に竹田市で生まれ、2025年1月で生誕120年を迎えます。本市では、これを記念して市内のさまざまな施設で佐藤義美にまつわる展覧会やコンサートを開催。知られざる作品の魅力や子ども時代の様子などに触れてみませんか?皆さんのお越しをお待ちしています。
■竹田市歴史文化館・由学館
佐藤義美の生誕120年を記念した回顧展として、3,000作以上ある佐藤義美の作品の中から、内弟子である稗田宰子(ひえださいこ)の目を通し選ばれた童謡・童話作品を中心に展示します。併せて、義美作品をモチーフとした木版画や押し花の作品を通じて「義美の世界」を紹介します。
▽「生誕120年 佐藤義美 ~内弟子のみた義美作品~」
日時:12月21日(土)~令和7年3月2日(日)
場所:竹田市歴史文化館・由学館 特別展示室ちくでん館
料金:一般500円、65歳以上250円、小中学生300円、幼稚園以下無料
※各種障害者手帳提示者とその介護者1人は無料。団体割引あり。
▽「佐藤義美の世界~川野和男(かわのかずお)の木版画といちりん草の押し花~」展
日時:12月1日(日)~令和7年2月5日(水)
場所:竹田市歴史文化館・由学館 市民ギャラリー
料金:無料
問合せ:歴史文化館・由学館
【電話】63-2200
■佐藤義美記念館
「生誕120年 佐藤義美~12のエピソードからみる義美の素顔~」と題した企画展示を開催します。竹田との関わりから晩年に至るまで、知られざる逸話と秘蔵資料から義美の素顔に迫ります。
今夏に募集した「迷子の迷子の子ねこちゃんは、おうちに帰れたのでしょうか?」の応募作品も展示します。
▽「生誕120年 佐藤義美 ~12のエピソードからみる義美の素顔~」
日時:12月21日(土)~令和7年3月2日(日)
料金:一般300円、小中学生200円
問合せ:佐藤義美記念館
【電話】63-2650
■グランツたけた
佐藤義美全集にも掲載されていない幻の作品「あおいとり メーテルリンク」を含む3編の詩を新作合唱曲にしてお届け。歌うのはお馴染み「グランツ合唱塾」の皆さん。
そのほか、佐藤義美最後の弟子といわれる矢崎節夫(やざきせつお)さんのトークや大分二期会のコンサートなど盛りだくさんな内容です。
▽「みんなの たけた童謡祭 ~隠れた名作を歌い上げる~」〔11/3チケット発売!〕
日時:1月26日(日) 13:30開場 14:00開演
場所:グランツたけた 廉太郎ホール
料金:一般1,000円、高校生以下500円(全席自由/消費税込)
問合せ:グランツたけた
【電話】63-4837
■〔Topic〕幻の作品「あおいとり メーテルリンク」って?
佐藤義美記念館の資料の中に未発表作品が存在しました。その名も「あおいとり メーテルリンク」。メーテルリンクの名作童話「青い鳥」を意識したと推測され、ちょうど作家として最盛期を迎えた40~50代の頃に書かれたようです。グランツたけたでは生誕120年に合わせ、この未発表作品を合唱曲にして世界初演を行います。
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